新車に手応え十分
バレンシア合同テスト第2日
走りはじめから上々の手応えを得たハミルトン。王座奪回を虎視たんたんだ(カメラ=松本浩明/F1速報)
走りはじめから上々の手応えを得たハミルトン。王座奪回を虎視たんたんだ(カメラ=松本浩明/F1速報)
 【バレンシア・サーキット(スペイン)ルイス・バスコンセロス】08年の王者L・ハミルトン(マクラーレン)が、ようやく心から笑えるニューマシンを手にした。今季初走行に臨んだ2日の合同テスト第2日、タイム・シートの上では3番手のポジションながら、乗りはじめから新車「MP4−25」の感触は最高だった。「今日初めて乗り込んだが、素晴らしい出来栄え。昨年の走行初日に比べれば、まるで夜と昼間ぐらいの違いがあるよ」とハミルトン。初ドライブを終えて、しばらくの間は笑いが止まらなかった。

 マシンの技術規則が大幅に変わった昨年は、テスト第1日からパフォーマンス不足を露呈。グリップ不足の不安は開幕戦になっても解消しきれず、デビュー・イヤーの07年から輝かしい成績を残していたハミルトンも、3戦連続予選Q1敗退の屈辱を味わった。

 だが今年のマシンはひと味違う。「去年悩まされたようなトラブルとは無縁だった。もちろんこれから改善が必要な部分もあるよ。でも今年に関してはすごく希望が持てる」と目を輝かせる。

 もちろんタイム・シート上位の2チームへの警戒は怠っていない。「明らかにフェラーリはすごく速いし、ザウバーもかなり速いねぇ」と敵を褒めたと思いきや、「でも僕らは積み込む燃料の量を気にしていないからね〜」とポツリ。燃料搭載量が同じなら負けないと言わんばかりの強気な態度。これこそがハミルトンの真骨頂。元2連覇王者F・アロンソをも閉口させた“オレ様”モードが、いよいよ戻ってきた。