オーストラリア出身の21歳〜「夢の実現へ大きな一歩」
レギュラーは交代で休み
レッドブルのホープとして白羽の矢が立ったリッチャルド(レッドブル提供)
レッドブルのホープとして白羽の矢が立ったリッチャルド(レッドブル提供)
 【ロンドン=ロイター】F1のトロロッソは26日、オーストラリア出身のダニエル・リッチャルド(21)を来季、金曜フリー走行に出場させることを明らかにした。レギュラー・ドライバーのS・ブエミとJ・アルグエルスアリは残留するが、金曜は交代で休むことになった。

 「我々のチームはレッドブル・ジュニア・プログラムに所属する若いドライバーを育てるという明確な目標のために作られた。ダニエルをサード・ドライバーに指名したのはまさにそのためだ」とF・トスト代表。

 「ダニエルはすでにF1のテストに数回参加してきたが、実際のレース・ウイークエンドを経験することは、増大するプレッシャーのなかで洞察力を鍛えるいい訓練になるだろう。また、ハングリーな若者をドライバーリストに加えることによって、レギュラーの2人にもいい緊張感を与えることができる」とその効果もアピールした。

 リッチャルドは先週、アブダビで行われた合同テストで素晴らしい走りを披露。昨年、英国F3チャンピオンを獲得したあと、レッドブルのリザーブ・ドライバーとして過ごした。「来年、僕が優先すべきはF・ルノー3.5のタイトルを取ることだが、最終目標はF1のレギュラー・ドライバーになること。だからこの新しい役目(金曜フリーに出ること)は夢の実現への大きな一歩になるだろう」とリッチャルドもやる気十分。

 同じオーストラリア出身のM・ウェーバーはレッドブルとの契約が来年で終了し、ブエミもシートが必ずしも保証されているとは言えない。事実、このイタリアのチームは09年のシーズン途中に、不振のS・ブルデーを解雇して、未経験のアルグエルスアリを起用している。リッチャルドの存在が、レッドブルとトロロッソのドライバーたちの気持ちを引き締めることは間違いない。