移籍報道は「もっと進化してほしいという意味」
チームの公式HP上で明かす
 新興チームのヴァージンで奮闘したティモ・グロック(28)=ドイツ=が2011年も残留する意向をチームの公式HPで明らかにした。一部報道ではヴァージンの目にあまる力不足から他チームへの移籍を積極的に模索したとされるが、チームから正式発表はないものの残留で合意したようだ。

 「11年もヴァージンで走れることに興奮している。チームを出たがっているという報道もあったが、それはもっと進化してほしいという意味。99.9%でなく100%残留する」とグロック。チームの公式HP上でのコメントであることを考えれば事実上の残留発表といって間違いないだろう。

 今季ヴァージン入りを決めた時も新興チームを引っ張る役回りを与えられ、戦闘力が劣るマシンで大奮闘。当然チームは残留を強く要請したが、もう少しマシなところに移籍したかったのが本音だろう。が、ルノーのNo.2はV・ペトロフでほぼ決まり。フォース・インディアもA・スーティルら4、5人がひしめく状況。来季はロシアのスポーツカー・メーカー「ムルシア」がタイトル・スポンサーとなるヴァージン残留が得策と判断したものと見られる。

 「(チームは)今年学んだすべてが来年へのステップになるはず。僕は契約が残っていたからあらためて発表することはないが、コンビを組むパートナーが決まってから正式発表になると思う。クリスマス前までにできるといいね」。そう締めくくったグロック。来年も下位集団からはい上がる戦いをすることに腹をくくったようだ。