伊ボローニャ自動車ショーでラストラン
フェラーリ公式サイトが発表
ボローニャ・モーターショーで引退デモランを行なったバドエル。ティフォシの喝采を浴びた(フェラーリ提供)
ボローニャ・モーターショーで引退デモランを行なったバドエル。ティフォシの喝采を浴びた(フェラーリ提供)
 フェラーリのテスト・ドライバーを1997年から務めてきたルカ・バドエル(39)=イタリア=がついに“引退”した。8日にイタリア・ボローニャの自動車ショーで行われたデモンストレーション走行が、14年間の仕事納めとなったことをチームの公式HPが明らかにした。

 バドエルは92年に国際F3000のタイトルを獲得し、93年にスクーデリア・イタリアからF1デビューを果たした。結果を残せずシートを失ったが、95年にミナルディ、96年はフォルティというイタリア・チームから参戦し、97年からはフェラーリのテスト・ドライバーに就任。イタリア人ドライバーならば、たとえ裏方でも憧れの跳ね馬の一員になることは名誉。99年に跳ね馬のテスト業務を行いながらミナルディからシーズンに挑んだが、20代半ばの若さですっかり縁の下の力持ちが板についてしまった。

 脚光を浴びたのは、負傷したF・マッサの代役として昨年のヨーロッパGP(バレンシア市街地コース)、ベルギーGPに憧れのフェラーリから出場した。長年の苦労に報いるチームの配慮だったが、散々な結果(17&14位)に終わった。結局、F1出走は50GPながら、1ポイントも獲得することができなかった。

 バドエル本人からの声明は出されていないが、跳ね馬はG・フィジケラとM・ジェネに加え、若いJ・ビアンキともテスト・ドライバー契約を結んでいる。コスト削減策でテストが大幅に減っている状況を考えると、職人テスト・ドライバーも居場所がなくなったようだ。