特製ヘルメットお披露目〜走りも“恋仲”も絶好調
最終第19戦ブラジルGP第1日
フリー2回目に上々の走りを展開。2連勝締めを狙うハミルトン(AP)
フリー2回目に上々の走りを展開。2連勝締めを狙うハミルトン(AP)
 【インテルラゴス・サーキット(ブラジル)今宮純、L・バスコンセロス、S・ナシメント】2011年F1最終第19戦ブラジルGPは25日、当地で開幕したが、今年はサーキット内外でマイナスの話題ばかりが続いたルイス・ハミルトン(26)=マクラーレン=が、2連勝でのシーズン締めくくりに意欲的だ。ブラジルGP開幕前には米国に立ち寄り、先日破局したばかりの元恋人で歌手のニコール・シャージンガー(33)とけじめのデート。お互いに新たな旅立ちを誓い合ったことで肩の荷が下りたのか、金曜フリー2回目にトップ・タイム。今季最終戦で“新生ハミルトン”をアピールだ。1回目のトップ・タイムはマーク・ウェーバー(35)=レッドブル=、小林可夢偉(25)=ザウバー=は15&14番手だった。

             ◇     ◇     ◇

 前戦アブダビGPで8戦ぶりに優勝し、08年王者の威厳を示したハミルトン。最終戦のブラジルまで2週間の休暇があったが、そんなブランクを感じさせない走りを披露した。「乗りはじめからクルマはとても速く、セットアップを変更したらさらに速くなった。レースペースはレッドブルの方がまだ速いかもしれないが、我々も負けてはいない。燃料が軽い状態でも重くても我々のクルマは速いよ」とご機嫌。フリー2回目でたたき出したトップ・タイムは参考記録程度と辛口だが、いつになく笑顔があふれ、ポジティブなムードを漂わせている。

 今季はライバルとの度重なる接触でペナルティーの常連。私生活でも4年間交際した恋人シャージンガーとの破局が発覚。韓国GPではポールポジション(PP)を取ったのに笑わないハミルトンが話題になったが、その時期に恋人との別れ話が持ち上がっていたのだ。サーキット内外でトラブルが続き、ふさぎ込んでいたが、ここブラジルでは初日フリーから笑顔のオンパレード。その変身の理由はブラジル入りする前に楽しんだ米国旅行にあるという。

 そしてその旅行中の21日にはロサンゼルスで元恋人と再会。欧州メディアの中には「よそよそしいデートだった」と否定的なトーンで伝えるところもあったが、ハミルトンは英国紙ミラーで「僕らは本当にいい1週間を過ごした」と反論。「何度かランチに行きディナーにも出掛けた。彼女のことはまだ愛しているが、今は互いにとても前向きな気持ちでいる。ロサンゼルスから最高の気分でこちらに来たし、状況が変わったのですごくいい。今はとてもポジティブなエネルギーがある」とプラスのオーラを発散しまくりだ。

 初日のセッション終了後には、故アイルトン・セナ氏のデザインを施した特製ヘルメットをお披露目。「フロント部分が僕のデザインで、後ろはアイルトンのデザイン。そしてアイルトンが使っていたグリーンのラインも入れた。このヘルメットを使えるなんて本当に光栄だよ」。07年のF1デビューから故アイルトン・セナ氏の母国ブラジルでは未勝利のままだが、今年こそは勝利をささげようと気合十分だ。
セナ・モデルのヘルメットを手にご機嫌のハミルトン(AP)
セナ・モデルのヘルメットを手にご機嫌のハミルトン(AP)