ベッテルは耐えて2位死守
最終第19戦ブラジルGP決勝
優勝のウェーバー(右)と2位ベッテル。レッドブルは最高のシーズンを締めくくった(カメラ=松本浩明)
優勝のウェーバー(右)と2位ベッテル。レッドブルは最高のシーズンを締めくくった(カメラ=松本浩明)
 【インテルラゴス・サーキット(ブラジル)今宮純、L・バスコンセロス、S・ナシメント】エースを襲ったトラブルで棚ぼたながら、最終戦(ブラジルGP=27日決勝)にして待望の今季初勝利を挙げたM・ウェーバー(レッドブル)は大喜び。

 「いろいろな理由で初めは厳しい状況だったが、最後はトップ・レベルに到達した。セブ(ベッテル)にはまるで届かなかったけど、周りにはジェンソンやフェルナンドがいる」。バトンやアロンソとしのぎを削った年間ランキングを3位で終え、最低限の仕事はできたという感じだ。

 今季は快進撃を続けるチームメートのベッテルとは対照的に、ピレリ・タイヤの特性をつかめないなど、表彰台にも絡めないレースが目についた。

 この最終戦を迎える前はランキング4番手。優勝しない限り、その座を覆すことは不可能だった。が、最後に運が回ってくる。「今年はとても力強いシーズンだったと思っている」と胸を張った。

 ○…新記録の今季15回目のポールから逃げたS・ベッテルだが、ギア・ボックス・トラブルに見舞われ、チームメートにトップを譲り、2位フィニッシュ。「序盤は最高だったんだけどねぇ〜。問題があるって連絡が入り、ショート・シフト(早めのシフト・チェンジ)したんだけど、さらに悪くなって……。頭に(故A・セナのことが)思い浮かんだよ」。91年ブラジルGPで6速だけで優勝したセナさんの神業を思い浮かべながら、問題があった2、3速をいたわったという。「いつでも勝利は欲しいけど、今年は良いシーズンだったよ。こんな素晴らしい成績を残せ、誇りに思う」と、圧倒的な強さで最年少連覇を飾った1年を満足そうに振り返った。

    [ベッテル&レッドブル今季記録]
 ▽ベッテル
・最年少連覇:24歳98日
・年間ポールポジション(PP):15回(最多)
・年間勝数:11勝(2位タイ)
・年間ポール・トゥ・ウイン:9回(最多タイ)
・年間リードラップ:739周(最多、全周回の65%)
・年間表彰台:17回(最多タイ)
・開幕連続入賞:17回(最多タイ)
 ▽レッドブル
・年間PP:18回(最多)
・開幕連続PP:15回(最多タイ)