03年の反省生かす
リアの熱対策もバッチリ
信頼性を最優先に開発されたMP4/19。バレンシアではいきなりハイ・パフォーマンスを披露した(カメラ=G・キャンベル)
信頼性を最優先に開発されたMP4/19。バレンシアではいきなりハイ・パフォーマンスを披露した(カメラ=G・キャンベル)
 マクラーレンの新車「MP4/19」は、信頼性を最大限に重視して開発されたようだ。テスト解禁となった25日、スペイン・バレンシアでの合同テストでいきなりシェークダウン。D・クルサードが初日から47周を走り込み、最終日にはコース・レコードを更新するパフォーマンスまで披露してみせた。

 このニューマシン、03年型「MP4/18」の失敗を教訓にして造られた模様。MP4/18は5月にシェークダウンしながら、最後まで信頼性を高めることができず、結局、実戦に投入されることなくお蔵入り。速さをみせる時もあったが、トラブルがあまりにも多すぎた。

 速く走れた理由は今もって不明だが、トラブル多発の原因はエンジンやギア・ボックスなどのおさまるリア・セクションの熱対策が不十分だったことが原因だったと判明。MP4/19は、その改善に重点が置かれ、上方排気システムを採用、サスペンションなどのメカニカル部分を大幅に改良。空力はMP4/18の流れをくむものになったようだ。

 ▽D・クルサード
 (新車は)何より壊れなかったのがよかった。3日間で160周以上も走れたんだからね。とにかく(開幕まで)どれだけ走り込めるか。それだけだよ。

 ▽A・ブルツ
 (MP4/18は)本当に不可解なマシンだった。エンジニアも理解できなかったんだ。時たまコース・レコードを記録するような速さをみせたが、その理由がまるでわからない。もちろん、データを分析してみてもね。そして15周の連続走行がやっと。あまりに壊れた。