R・シューマッハーが最速タイム〜琢磨、ハイブリッド車で4番手
ヘレス合同テスト2日目
ピケJrのタイムを約1秒上回ったニコ・ロズベルグ(カメラ=G・キャンベル)
ピケJrのタイムを約1秒上回ったニコ・ロズベルグ(カメラ=G・キャンベル)
 スペイン・ヘレスの合同テストは3日、初日のウィリアムズに、フェラーリ、ジョーダン、BARが加わり、4チーム/10台が参加して2日目を行った。ウィリアムズは元F1王者ジュニアの黄金リレーで、初日にN・アンジェロ・ピケがドライブしたマシンを、この日はK・ロズベルグを父に持つニコがドライブした。F・BMWのシリーズ王者獲得のご褒美としてチャンスを得た02年12月以来のF1ドライブだったが、67周をこなして1分19秒490をマーク。初日にピケJrが刻んだ1分20秒453を約1秒上回り、“ジュニア対決”はロズベルグがリードした形になった。最終コーナーで1度だけスピンしてしまったが、10人中7番手で収穫は大きかったようだ。

 この日は、R・シューマッハー(ウィリアムズ)がただひとり1分17秒台に突入する1分17秒743をたたき出して、連日のトップ・タイム。初日のタイムには惜しくも届かなかったが、113周を精力的に走り込んだ。2番手はJ・バトン(BAR)、M・ジェネ(ウィリアムズ)が3番手につけた。

 佐藤琢磨(BAR)は、初めて04年の開発コンセプトが移植されているハイブリッド・マシンをドライブして4番手。前回のテストで03年型を走り込めず、比較はできなかったが、リア部分の改良に感激し、手応えを強調していた。とにかくデータがまったくないミシュラン・タイヤとのマッチングを最重点に置いているようで、タイヤのくせをつかむのに必死の様子だった。

 また、ジョーダンは、暫定的な契約を交わしたとされるN・ハイドフェルトが「EJ13」に“初騎乗”して9番手、今季国際F3000に参戦したJ・ヤニスも10番手と苦戦模様。チームが資金難で年末はこれが最初で最後のテストになりそうな気配とあって、暗雲立ちこめる出だしとなった。

 ▽佐藤琢磨
 リアが軽くなっているので高速コーナーで安定している。確かにコーナーの感触はいい。ただし、サーキットもタイヤも違うので以前のマシンと比較するのは難しい。何とも言えません。

 ▽N・ロズベルグ
 完全に白紙状態で走ったわけじゃない。体が覚えていてくれたよ。でも、サーキットが違うし、勉強することはあったよ。思ったより距離は走れなかったけど、まあ満足だよ。

 ▽N・ハイドフェルト
 走ってみていろんなアイデアが浮かんだ。久々の走行は気分がいい。