総得点でBS圧倒
MotoGPでも競争だ!
03年の成果を強調、タイトル奪取への手応えを語るデュパスキエ氏(カメラ=鶴田真也)
03年の成果を強調、タイトル奪取への手応えを語るデュパスキエ氏(カメラ=鶴田真也)
 ミシュラン(MI)のP・デュパスキエ・モータースポーツ・ディレクター(MD)がこのほど来日し、今年1年間を振り返った。モータースポーツ界きっての好々爺(や)ぶりを発揮しているが、さすがに歴戦の研究者でもあり、ライバルのブリヂストン(BS)をチクリと一刺しする場面も。復帰3年目の今年は7勝を挙げてライバルに肉薄しており、04年シーズンに向けて余裕の笑みを浮かべていた。

 ▽P・デュパスキエMD
 今年は大変満足している。今年掲げていた戦略は、5つのコンペティティブなチームにまんべんなく性能のいいタイヤを供給することだった。複数のチームに供給した分、得点が分散してチャンピオンを取れなかったが、力は十分に発揮できたと思っている。今年は総得点で相手(BS)が216(ポイント)だったのに対し408(ポイント)。複数チームが勝ったことが大事だよ。(BARとの交渉を日本GPで発表したが)交渉を進めていたのは、別に新しいことではないんだ。BAR前代表のクレイグ・ポラックさんの時からリクエストは受けていた。でも、当時は学習に集中したいと思っていたから、チーム数を増やすことができなかった。今はイエスと言わざるを得ない状況。シーズンが終わるまでに立場をはっきりさせる必要があった。発表時期が遅れると噂が先行し、逆にもっと大変なことになったはずだ。(04年の目標は)我々のタイヤが基準となるタイヤ――と認められることだね(笑)。ウエット・タイヤはインターミディエイトだけは改善しなければならない。アメリカGPでラルフ(シューマッハー)が厳しい意見をくれたよ。「とてもいい。でも3周までだ」というね。(ロードレース世界選手権に関して)ある意味、MotoGPはF1に似ている。玉田(誠)はいいものをもっているし、BSのライダーで一番速くなる。BSはそこに集中するだろう。我々はロッシ、ビアッジ、バロス、ヘイデンといいライダーがたくさんいるから、F1のように勝利は分散するだろうね。ロッシはヤマハで開発に苦労するだろうから、いろいろなライダーが勝つと思う。