ルノーエンジン+イルモアの技術
ホーナー代表「待ち遠しい」
レッドブルが発信したタグ・ホイヤーとのコラボイメージ(レッドブル提供)
レッドブルが発信したタグ・ホイヤーとのコラボイメージ(レッドブル提供)
 【リスボン=ルイス・バスコンセロス】レッドブルは4日、来季のマシンに搭載するパワーユニット(PU)の名称にスイスの高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」を使用すると発表した。ルノー製エンジンがベースとなる。製造元以外の商標が使われるのは2005年にザウバーに搭載されたフェラーリ製ベースの「ペトロナス」(マレーシアの国営石油メーカー)以来だ。

 チーム関係者によると、エンジンのシリンダーヘッド(気筒頭部)やピストンには英イルモア製が使われ、エネルギー回生システムにはチームが独自開発した仕様が組み合わされる。クリスチャン・ホーナー代表は「イルモアとの技術提携でわれわれは自信を深めている。2016年シーズンが待ち遠しい」とコメントした。

 同一仕様のPUはロータスを買収したルノーワークスのマシンにも「ルノー」名義で搭載されることが内定。レッドブル側が訴えていた「ルノー製とは異なるPUで優遇措置が認められる」との主張については退けられ、年間使用基数などは同じ条件の開発制限がかけられる見通しだ。

 マクラーレンが1980年代、マシンに搭載したポルシェ製ターボエンジンにタグ・ホイヤーの親会社だった投資会社「TAG(タグ)」の名称を使っていたことがある。
 [製造元以外の商標が使われたエンジン]
 最近では1998〜2000年にベネトンが使用した「プレイライフ」(伊アパレルブランド)。00、01年にミナルディに搭載された「フォンドメタル」(伊ホイールメーカー)と「ヨーロピアン」(英航空会社)、01年にプロストに積まれた「エイサー」(台湾のパソコン大手)などがある。