本山も準備万端〜マッサは散々
ヘレス合同テスト初日
ハイブリッド・マシン「BAR005B」に乗り込む琢磨。トップ・タイムにも、雨がちょっぴり恨めしそうだった(カメラ=G・キャンベル)
ハイブリッド・マシン「BAR005B」に乗り込む琢磨。トップ・タイムにも、雨がちょっぴり恨めしそうだった(カメラ=G・キャンベル)
 スペイン・ヘレスの合同テストは8日、フェラーリ、BAR、ザウバーの3チーム/4台が参加してスタート、佐藤琢磨(BAR)が、1分25秒398のトップ・タイムをマークした。この日は朝から小雨模様で、正午前には大雨に見舞われるあいにくのコンディション。それでも琢磨は、04年仕様のエンジンなどを組み込んだハイブリッド・マシン「BAR005B」で精力的に51周を走り込み、アクアプレーニング現象でスピンを喫する場面もあったものの、まずは滞りなくテスト初日を終えた。それでも琢磨は不満顔。先週のテストから雨にたたられ、ドライでのプログラムが遅れているだけに、お手上げといった表情だった。

 フェラーリは、L・バドエルが小降りの時に軽く流して12周したのみで2番手。本来はエンジン・テストを行う予定だったが、エレクトロニクスとブリヂストン(BS)のウエット・タイヤをチェックしただけで店じまい。2日目からはL・ブルティも加わり、2台でテストを行う予定となっている。

 古巣に復帰したF・マッサは、久しぶりにザウバーのステアリングを握ったが、結果は散々。マシンの基本的なセットアップを予定していたが、「この雨じゃ無理だよ」と、途中から走行をキャンセル。本来ならサスペンションのプログラムを行う予定だったが、小降りだった午前中にガス欠で赤旗の原因となるなど、まるでいいところがなかった。

 一方、本山哲はルノーでの初走行を翌日に控えてやる気満々。この日もサーキットでシート確認を行うなど、準備を整えていた。

 ▽佐藤琢磨
 ドライで走りたかったですね。とにかくすごい雨で(コンピューターの)ソフトを少しやっただけ。天候だけはどうしようもないですねぇ。

 ▽本山哲
 (シート合わせは)11月にファクトリーへ行ってやりました。だから今回はシートを確認しただけ。ペダルのポジションとかはもう分かっています。で、座った感じは自然な印象でした。どちらかというと、ジョーダンの方が足の部分が上がって不自然だった。(9日のテストは)朝のうちにモンタニが乗って基本のセットアップをして、僕は午後からの予定。そして翌日の朝に乗ります。基本的には勉強するという感じですね。残念なのは、ルールが変わって、オートマチックを使えなくなったこと。ギア・チェンジ以外にも覚えることがたくさんあるんでオートマの方が簡単だったんですけれど、しょうがないですね。トラクション・コントロール=TCは)鈴鹿で一応試しました。TCはウエットの時、作動してくれるでしょ。でも、滑ったときにドライバーとしては本能的にアクセルと戻してしまう。ところが戻してはダメ。エンジニアはそのまま踏み込め、というけれど、足が勝手に動いてしまう。だから、新たに勉強しないといけない。今回、僕としては速さをみせたい。少なくとも(F1の)可能性があるということだけはアピールしたいんです。まあ天候が良くなってくれるといいですねぇ。