第21戦アブダビGP決勝
 このグランプリを最後にF1を引退するバトンはチェッカーフラッグを受けられなかった。F1参戦17年間の集大成を飾るべくラストランに臨んだものの、12周目に右前輪のサスペンションアームが壊れてリタイアを余儀なくされた。

 「壊れちゃったよ。こんな形で壊れるとは思ってもいなかった」と無線で伝え、そのままピットへ。これがグランプリ出場305戦目。マシンを降りると夕日が差し込めるスタンドのファンに大きく手を振った。20世紀のグランプリを走った現役唯一のF1ドライバー。惜しまれつつグランプリサーカスから身を引いた。