第21戦アブダビGP決勝
 バトンはラストランを飾ることができなかった。12周目に右前輪のサスペンションアームが壊れてリタイア。グランプリ開幕前に今季限りでのF1引退を表明したが、その意思が揺らぐことはないようで「自分のレースキャリアに満足している。去るのは寂しいが、何か新しいことを一生懸命探したいと思う」と毅然(きぜん)とした表情だ。

 2000年にF1デビューし、通算15勝。09年にはチャンピオンに輝いた。来季もリザーブでマクラーレンに残るため、不測の事態があれば、レギュラーに担ぎ出されることもあるかもしれないが…。「きょうは短いレースしかできなかったが、楽しめた。ただ、完走できなかったことはファンには申し訳ないと思っている」と一息ついた。