F1にタイヤを1社供給するピレリは11月29日に、F1最終戦アブダビGP(27日)を終えたヤスマリーナサーキットで2017年仕様タイヤのテスト(非公開)を行ったことを明らかにした。参加したのはメルセデス、レッドブル、フェラーリの3チーム。2015年型車両をベースに来季から導入される空力パーツなどを装着し、来季導入する幅広タイヤの試作品を走らせた。

 午前9時から午後6時までの走行時間に、3台の車両は331周をこなし、6レース分に相当する1839kmを走り切った。ラップタイムは公開されていないが、96もの異なる仕様のタイヤを試し、貴重なデータを収集できたという。担当したのはフェラーリがキミ・ライコネン、レッドブルがマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルド、メルセデスはルイス・ハミルトンとテストドライバーのパスカル・ベールライン。

 ピレリのポール・ヘンブリー・モータースポーツ責任者は「今年最後のテストに5人のF1レースドライバーが参加してくれて、17年仕様タイヤの試作品の開発プログラムを完了できた。計24日間でおよそ12000kmも走ったデータを基に、2月の合同テストまでに新しいタイヤを開発したい」と語った。

 F1は来季、車両規則を変更し、車体の大型化や空力部品の変更、幅広タイヤの導入で1周5秒のスピードアップを計画している。