ピレリが発表
レースの醍醐味(だいごみ)、追い抜きは昨年に比べて5割も減った。10月のマレーシアGPでマックス・フェルスタッペン(左)がルイス・ハミルトンを抜いた(xpb)
レースの醍醐味(だいごみ)、追い抜きは昨年に比べて5割も減った。10月のマレーシアGPでマックス・フェルスタッペン(左)がルイス・ハミルトンを抜いた(xpb)
 F1にタイヤを1社供給するピレリは5日、今季の全20戦のデータを公開し、追い抜き総数が435回にとどまり、昨季の866回から5割近くも減ったことが明らかになった。最多追い抜き選手となったレッドブルのダニエル・リカルド(28)が記録した43回も、昨年最多だった同僚のマックス・フェルスタッペン(20)の78回を大きく下回った。

 レースの醍醐味(だいごみ)とも言える追い抜きが減った理由は、今年から変更された車両規則が影響しているもよう。全幅が前年より200ミリ拡大してダウンフォース(気流で押さえつける力)が増し、タイヤ幅も広がって予選の最速タイムは平均2・450秒も短縮された。しかし、ダウンフォースに頼ったため、レースで前車に迫った時に乱れた気流の影響を受け、追い越せるまで迫れなかったケースが多発。来季以降の改善ポイントだ。