アロンソと共に大移動?
ロードコースのレースも増えたインディカー。来季はF1経験者だらけになる?=今季の最終戦ソノマ決勝から(AP)
ロードコースのレースも増えたインディカー。来季はF1経験者だらけになる?=今季の最終戦ソノマ決勝から(AP)
 【リスボン=ルイス・バスコンセロス】来季シートの獲得が難しいとみられるマクラーレンのストフェル・バンドーン(26)=ベルギー=ら3人のF1ドライバーが、米インディカーへの転向を検討している。バンドーンの同僚で今季限りでF1を離れるフェルナンド・アロンソ(37)=スペイン=も、来季はインディにフル参戦する可能性が高く、ひょっとしたらF1から大移動が起きるかも?

 F1残留がかなわないなら、同じシングルシーターのインディカーに活路を見いだせないか。バンドーンのほかにも、ザウバーのマーカス・エリクソン(28)=スウェーデン=や、元ザウバーのパスカル・ベールライン(23)=ドイツ=がシリーズ参戦の可能性を探り始めた。

 現在のインディドライバーでも、佐藤琢磨(41)やマックス・チルトン(27)=英国、セバスチャン・ブルデー(39)=フランス=らF1経験者は少なくない。バンドーンは「キャリアを再スタートしなければ。競争の激しいシリーズに参戦し、強いクルマに乗って、みんなに自分の力を示したいんだ。インディで勝てれば、F1復帰の道も開けると思う」と話す。

自分を立て直す

 成績不振からマクラーレンとの契約は今季限りで切られた。今季は同僚アロンソに予選で一度も勝てておらず、トロロッソ・ホンダ入りを狙ったが、現時点では他チームのリザーブすら厳しい状況。心機一転、インディで自分を立て直したいと考えているようだ。インディのデイル・コイン・オーナーが、バンドーンと交渉中との報道もある。

 一方、エリクソンもザウバーから放出される可能性が高い。来季加わるキミ・ライコネン(38)=フィンランド=の相方として、フェラーリが育成選手のアントニオ・ジョビナッツィ(24)を押し込もうとしている。昨年ザウバーで走ったベールラインも、トロロッソ・ホンダの候補に名前が上がっているが、見通しは明るくない。

7つが空いてる

 インディで空いている来季シートは、デイルコインやカーリンなど7つだけ。欧州出身の3人にとって、米国に渡るかどうするか、決断までの時間はあまりない。やはり来季シートが決まっていないレーシングポイント(旧フォースインディア)のエステバン・オコン(22)=フランス=にも、インディ側が強い関心を寄せていると伝えられる。さて、どうなる。