アブダビ合同テスト 第1日
レーシングポイントのマシンに即適応3番手
スタッフと談笑するストロール(チーム提供)
スタッフと談笑するストロール(チーム提供)
 【ヤスマリーナサーキット ペン=ルイス・バスコンセロス】今季ウィリアムズで戦ったランス・ストロール(20)=カナダ=が、レーシングポイント(旧フォースインディア)のマシンを初めて操り、いきなり3番手をマークした。父ローレンス氏がチームの経営陣に加わったことで移籍は既定路線だが、チームからの正式発表はない。初日のトップタイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテル(31)=ドイツ。

なぜか発表なし

レーシングポイントのマシンを初めて操った(チーム提供)
レーシングポイントのマシンを初めて操った(チーム提供)
 公式発表を待たずにストロールが新天地デビューを果たした。テスト初日、ピンク色のマシンに初めて乗り込むとすぐさま適応し、56周を回った。

 走行後に本人のコメントは出なかった。今季所属したウィリアムズとの契約の影響とみられる。ただし、ドライビングスーツはレーシングポイントの本番仕様で、帽子もタイトルスポンサーが入ったものを着用した。

 「ポイントを獲得できるレースは少なかった。長い1年だったので少し休んで体力を充電したい」。アブダビGPの決勝後には1年間を切々と振り返った。今季は計6ポイントでランク18位と大苦戦。テストながら久々に戦闘力のあるマシンを操ることができ、もやもやとした気持ちを吹き飛ばすことができたようだ。

 謎はいまだにレーシングポイント入りの正式発表がないことだ。出場チームで空いているのは同チームの1席だけ。チームの経営陣に加わる父ローレンス氏の威光が働いているようで、新チーム名と合わせて盛大に発表したいのかもしれない。

 「大富豪の息子だから」と常に他からやっかみが聞こえてくるが、結果を残せば文句は言われない。初日も今季仕様のハイパーソフトタイヤで3番手タイム。周囲の雑音を封じるためにも必ずや活躍を果たす。