フェルスタッペンの社会奉仕活動
ブラジルGP接触劇で“ペナルティー”
ブラジルGP決勝後に小競り合いになったフェルスタッペン(左)。奥で制止されるのがオコン=11月11日、ブラジル・インテルラゴスで(xpb)
ブラジルGP決勝後に小競り合いになったフェルスタッペン(左)。奥で制止されるのがオコン=11月11日、ブラジル・インテルラゴスで(xpb)
 第20戦ブラジルGP(11月11日決勝)での接触劇に絡んで、2日間の社会奉仕活動を命じられたレッドブルのマックス・フェルスタッペン(21)=オランダ=について、国際自動車連盟(FIA)のジャン・トッド会長(72)が奉仕活動の一環としてレース行事の競技委員を務めてみては−と珍提案した。3日までに英放送局スカイスポーツ(電子版)が伝えた。見られる側から見る側になって冷静さを養わせるのが狙いという。

人の振り見てわが振り直せ

 やんちゃなフェルスタッペンを“更正”させるには…。トッド会長が一計を案じた。義務づけられた社会奉仕活動の一つとして大会の競技委員に委嘱する考えを打ち出した。人の振り見て、わが振り直せ−という狙いがあるようだ。

 「とにかく建設的な奉仕活動をしてもらう。競技委員やオフィシャルと一緒に働いてもらうのがいいかもしれない。自分と相対する側の立場に置いてみるのはどうかな?」

 問題を起こしたのは11月のブラジルGPだ。決勝でトップを快走中に周回遅れだったレーシングポイントのエステバン・オコン(フランス)に接触されてスピン。優勝をふいにしてしまったことでレース後の検量でオコンに詰め寄り、怒りに任せて4度も小突いた。この行動を問われて、半年以内に2日間の社会奉仕活動に参加するように命じられたのだ。

 トッド会長もこの件を問題視しており、「有名人にはそれなりの責任が伴うはずだ。感情をコントロールできなければダメだ」と手厳しい。

 フェルスタッペンはレース中にも頭に血が上ることが多く、強引な走行も目立つ。過去1年間で累積となったペナルティーポイントも、ハースのロマン・グロジャン(32)=フランス=の9ポイントに次ぐ7ポイント。12ポイントに達すると1レースの出場停止を科される規定になっており、他の選手からの評判はすこぶる悪い。

 今季も2勝を挙げるなど成績自体は若手ナンバーワンで、来季はレッドブルのエースとしてチャンピオン争いを繰り広げる存在になる。唯一の心配の種はその荒くれぶり。今後はどうなる?

◆フェルスタッペンの今季ペナルティー

 ▽第3戦中国GP(10秒加算、2ポイント) フェラーリのセバスチャン・ベッテルと衝突
 ▽第14戦イタリアGP(5秒加算、2ポイント) メルセデスのバルテリ・ボッタスと衝突
 ▽第16戦ロシアGP(3グリッド降格、2ポイント) 予選時に黄旗区間で減速せず
 ▽第17戦日本GP(5秒加算、1ポイント) フェラーリのキミ・ライコネンと衝突
 ▽第20戦ブラジルGP(半年以内に2日間の社会奉仕活動参加) レース後に暴力的行為
 (点数はいずれもペナルティーポイント。パワーユニット、ギアボックス交換のペナルティーは除く)