国際自動車連盟のジャン・トッド会長(72)が、事故で負傷し表舞台から姿を消した元F1王者、ミハエル・シューマッハーさん(49)=ドイツ=と一緒に、11月の第20戦ブラジルGPをテレビ観戦したことを公表した。独誌アウトビルトが7日までに伝えた。トッド会長はシューマッハーさんと月に2度面会していることも明かした。

月に2回スイスで面会

 2013年のスキー事故で頭部に大けがをしたシューマッハーさんの消息や容体は、家族の強い意思で伏せられている。トッド会長は「何かを言う場合、いつも慎重にならざるを得ないんだが」とした上で、「スイスの彼の自宅で一緒にレースを見守ったよ。これは事実だ」と話した。

 同会長はフェラーリの元チーム代表。シューマッハーさんがエースとして在籍した2000年代前半を中心とする黄金時代を、ともにけん引した。現在も絆は深く、「少なくとも月に2回はスイスへお見舞いに行っている」という。

容体には一切触れず…

 容体についてはこれまでと同様、一切触れなかった。「彼のことを語るのは難しいんだ。泣きそうになる。私のオフィスも住まいも、彼の写真だらけ。ミハエルと過ごした時間は、私の人生で最良の時。ともに素晴らしい歴史を作り、ともにF1を愛している」と語るにとどめた。

自宅で24時間態勢ケア

 2016年にローマ法王庁のゲオルグ・ガスバイン大司教が、シューマッハーさんのもとを訪ねた際、「顔が少しふっくらしていた」というエピソードも、今年11月末になってようやく報じられた。それほどシューマッハーさんのプライバシーは厳重に守られている。このときもトッド会長が同席していたという。

 シューマッハーさんは現在、自宅で医師団による24時間態勢のケアを受けているとされる。