エンジンのリース料捻出できず
アジアテックに復縁迫るとの噂も
チームの財政危機が表面化、今後の動きが注目されるウォーキンショー代表
チームの財政危機が表面化、今後の動きが注目されるウォーキンショー代表
 アロウズが財政難に陥っていることが28日、明かになった。チームの運営資金が底をつき、02年シーズンからエンジンの供給を受けるコスワースに支払う2300万ドル(約28億4000万円)が捻出できない、というもの。先に破産宣告したプロストGPほどではない模様だが、状態はかなり厳しく、スタッフの10月分給料も支払いが遅れたとも伝えられている。関係者によれば、T・ウォーキンショー代表の思惑が不発に終わったことがその背景にあるという。シーズン途中で01年から複数年契約でエンジンの供給を受けていたアジアテックと決別、コスワースとのジョイントを決断したウォーキンショー代表だが、その時点でジャガーの立て直しに躍起となっていたフォードのJ・ナッサーCEOに接近し、ジャガーのテクニカル部門にアロウズのスタッフを送り込むことで02年のエンジン・リース料を相殺する内諾を取りつけていたらしい。しかし、ナッサーCEOが10月下旬に更迭され、その目論みは挫折。さらに、ザウバーとわかれたレッドブルがアロウズの株式を取得する話も交渉が難航、新たなスポンサー探しも思うように運ばず、苦境に追いこまれた。そこでウォーキンショー代表は、苦肉の策としてケンカ別れしたアジアテックにラブコールを送り、状況打開を目指しているとの噂も浮上。実際にはアジアテックは02年、ミナルディと無償供給契約を締結しているため、アロウズまで面倒みきれないだろうとみられており、今後のウォーキンショー代表の動向が注目されている。