メルセデスの今季型車「W11」でシート合わせし、笑顔がはじけるラッセル(本人の公式ツイッターより)
メルセデスの今季型車「W11」でシート合わせし、笑顔がはじけるラッセル(本人の公式ツイッターより)
 メルセデスは新型コロナウイルス感染で欠場する王者ルイス・ハミルトン(35)=英国=の代役に、育成選手でウィリアムズ所属のジョージ・ラッセル(22)=同=を起用する。スターリング・モス、ハミルトンに続き、メルセデス史上3人目の英国人ドライバーとなる。

 ラッセルは「誰にもルイスの代役は務まらないだろうが、全力を尽くす。最強のF1マシンをドライブできるのは素晴らしい機会。しっかり学んで成長したい。もう待ち切れないよ」とコメント。自身の力をアピールできる絶好の機会に、喜びをあらわにした。

 2017年にルーキーでGP3(現FIA−F3)王座に就くと、18年はF2で王者となり、昨年にウィリアムズからF1デビューした。チームが戦闘力に欠けるため、自己ベストは11位にとどまるが、今季ここまで15戦で予選Q2に9回進出。昨季のロベルト・クビサ、今季のニコラス・ラティフィと、同僚には予選で36連勝と無敗を誇っている。

 早速シート合わせを済ませると、笑顔の写真とともに「ちょうどピッタリだよ」と自身のツイッターで報告。メルセデスのトト・ウルフ代表は「ジョージはウィリアムズの予選結果の改善に貢献してきた。バルテリ(ボッタス)とともに力強い走りを見せてくれるに違いない」と期待を寄せる。

 そのラッセルの代役に、ウィリアムズはリザーブドライバーで現在F2ランク14位のジャック・エイトケン(25)=同=を起用する。第2戦シュタイアーマルクGPでフリー走行1回目を担当し、今大会がF1デビュー。「天にも昇る心地だよ。バッチリ準備して臨みたい。ジョージがチャンスをつかんだのもうれしい」と話した。