F1 第22(最終)戦 アブダビGP 9日
ホンダのラストレースを前に、ファンが日の丸の寄せ書きをスタッフに渡した(柴田久仁夫撮影)
ホンダのラストレースを前に、ファンが日の丸の寄せ書きをスタッフに渡した(柴田久仁夫撮影)
【ヤスマリーナサーキット(5・281キロ×58周) ペン=柴田久仁夫、ルイス・バスコンセロス】

 7年間のF1活動に終止符を打つホンダが、最終戦となるアブダビGPに強い決意で臨む。

 9日公開されたホンダレーシングのプレビューでは、現場を預かる山本雅史マネジングディレクターが気を引き締める。「いよいよホンダにとってF1最終戦を迎える。2015年からの集大成。感慨深いものがある。ただ、いまだタイトル争いは決着しておらず、最後の最後まで気を抜くことが許されない」。

 選手部門のランク首位を走っていたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、前戦でついにメルセデスのルイス・ハミルトンに並ばれた。1974年以来47年ぶり、F1史上2度目の同ポイントで迎える最終決戦だ。製造者部門はメルセデスに28ポイント差を築かれ厳しくなったが、陣営は最後まで戦い抜く覚悟を見せた。

 田辺豊治テクニカルディレクターも力が入る。「プロジェクトにかかわる全てのメンバーが『何としてもタイトルを取るんだ』という本当に強い気持ちを持って臨んできた。目標を達成するために、チームと最後のゴールを切るまでプッシュを続ける」。支えてくれた仲間や、熱心な応援を続けてくれるファンに感謝の思いを伝えるべく、戦い抜く覚悟だ。

 泣いても笑ってもあと1戦。浮き沈みの激しかったホンダのF1プロジェクトが、最後の最後に大きな目標を達成する。