ホンダラストランのガスリー(遠藤智撮影)
ホンダラストランのガスリー(遠藤智撮影)
 ホンダのファン感謝イベント「ホンダレーシング・サンクスデー」が27日、モビリティリゾートもてぎ(栃木県)で3年ぶりに開催され、F1レッドブル陣営の4選手が集結。来季アルピーヌに移るアルファタウリのピエール・ガスリー(26)=フランス=は“ホンダラストラン”を行い、日本のファンに別れを告げた。共に2年間戦った角田裕毅(22)を「最高のチームメート」と称賛した。 (観衆=1万9800人)

 夕暮れが迫るもてぎのコースを2台のF1マシンが悠然と走り抜けた。レッドブルの昨季型「RB16B」を駆る2連覇王者、マックス・フェルスタッペンにも劣らぬ声援を送られたのが、アルファタウリの2020年型「AT01」をドライブしたガスリーだった。

 18年のF1フル参戦からホンダのパワーユニット搭載マシンに乗ってきたガスリーにとって、これがホンダラストラン。

 「AT01は、イタリアGPで僕がF1初優勝を飾った思い出のクルマ。また乗れて本当に良かった。17年のスーパーフォーミュラでは、このもてぎでホンダエンジンで初優勝しているし、感情がこみ上げてくる」。走行を終えると、満員のスタンドの前で、情景を目に焼き付けようとするようにあいさつした。

 昨季、レッドブル・ホンダはフェルスタッペンが初王座を獲得したが、ガスリーは「ホンダは必ずチャンピオンになれると信じていた」ときっぱり。“ホンダ愛”では誰にも負けない。

 角田に対しては「この5年で一番の同僚。才能があり、尊敬している」とたたえつつ、「来年からは別陣営のライバル。僕にぶつかったら(フランツ)トストさん(チーム代表)が怖いよ」とジョークでけん制。「きょうでお別れだけど、これからもホンダとユウキを応援していくよ」とさわやかな笑顔を見せた。 (明村馨)
会見したガスリー(左)と角田(松本浩明撮影)
会見したガスリー(左)と角田(松本浩明撮影)