F1第23(最終)戦 アブダビGP フリー走行 24&25日
マクラーレンに頼み込んで、初日を見学した平川(尾張正博撮影)
マクラーレンに頼み込んで、初日を見学した平川(尾張正博撮影)
【ヤスマリーナサーキット(アラブ首長国連邦、5・281キロ×58周) ペン=尾張正博、ルイス・バスコンセロス】

 マクラーレンの来季リザーブを務める平川亮(29)が、F1の“予習”に努めた。今大会は契約期間でないものの、自ら頼み込んで24日だけ「無理くり入れてもらった」。日本GPでは見られなかった初日の動きをガレージで注視し、「ドライバーとして目からウロコのようなこともあった」と学習の成果を明かした。2日目のフリー走行3回目は、メルセデスのジョージ・ラッセル(25)=英国=が最速タイムを記録した。

「全く違う」実感

 平川が目を輝かせた。初日のフリー走行をマクラーレンのガレージで見学。「とても勉強になった。セットアップを進めるのに大事なこと、ドライビングに求められることは、外から見ているだけでは分からない。今回来て、実際に肌で感じることができて良かった」

 来季も参戦を続ける世界耐久選手権(WEC)、今季限りで離脱するスーパーフォーミュラ(SF)とは「比べたらいけない。全く違う」と実感したという。「とにかく人の数が多いから、仕事が分業化していて、とても細かな作業をしている」と目を丸くした。

 さまざまなカテゴリーで経験を積んできたとはいえ、「ドライビングも、いろんなことを分析して考えながら走っている。ドライバーとしては、目からウロコのようなこともあった」と新たな気づきを明かす。一方で、自らのこれまでの歩みが間違っていなかった確信も得られた。「すごく細かい作業をしているが、『何が大事なのか』というところはついていけていると思う」

 年齢的にも、F1で与えられるチャンスは決して多くない。自ら押しかけた格好の“予習”を、今後につなげていく。