2015年の中国GPでポールポジション獲得後、フェラーリのマシンを眺めるハミルトン(AP)
2015年の中国GPでポールポジション獲得後、フェラーリのマシンを眺めるハミルトン(AP)
 フェラーリへの来季移籍を1日に電撃発表したメルセデスのルイス・ハミルトン(39)=英国=が3日、発表後初めて自身の交流サイト(SNS)を更新。「いろんな感情が押し寄せて、クレイジーな慌ただしい数日間だった」と現在の心境をつづった。名門・跳ね馬への思いも説明。「僕はものすごく幸運。真っ赤なフェラーリで戦うのが、子供の頃からの夢だった」と、40歳からの新たな挑戦へ期待と興奮をあらわにした。

 長文の投稿を寄せた7度のF1王者は、自身がマクラーレンからメルセデスへ移籍した2013年に思いをはせた。

 「信念を抱いて未知の世界に飛び込んだ、あの時の気持ちをよく覚えている。当時、僕の決断を理解できなかった人もいた。でも、僕がアクションを起こしたのは結局、正解だったし、今もまた同じように感じているんだ。この新しいチャンスを僕がどう生かせるか、跳ね馬とともに何ができるのか、考えると楽しみでワクワクするよ」

 マクラーレンでF1デビューした07年にランキング2位、翌08年に初の王者に輝いた後、ハミルトンは09〜12年はランク4、5位止まりの状態が続いた。だが、13年にメルセデス入りすると、ランク4位を経て、翌14年には再び戴冠。以後は絶対王者として、チームとともにF1に君臨した。勝利なしが2年も続いた今回も、同じく移籍が人生における大きなバネとなってくれることにかけている。

 「メルセデスであまりに素晴らしい11年間を過ごした今、僕にとって新たなページをめくる時が来たんだ」ときっぱり。「小さい頃に夢でしかなかったことをメルセデスで達成できた。そしてまた一つ、子供の頃からの夢を果たすチャンスをつかめた。真っ赤なフェラーリで戦うこと。僕はものすごく幸運だよ」

 もちろん、メルセデスへの愛着、深い感謝の気持ちも忘れてはいない。今はチームでのラストイヤーをしっかり全うする覚悟だ。「僕はこれまで以上に意欲に駆られているし、体調もバッチリ、100%集中している」と強調。「チームが再び勝利を挙げるのに貢献したい。僕はパートナーシップを最高の形で終わらせると決めたんだ」と奮闘を誓った。

 最後はファンに対して感謝を表明。「夢を追いかける僕のことを、ずっとみんなが元気づけてくれた。これからも、みんなに誇りに思ってもらえることを願っているよ」と締めくくった。