ファーマンと同日に
すでにシート合わせも
シート合わせを行った松浦(ホンダ提供)
シート合わせを行った松浦(ホンダ提供)
 松浦孝亮がF1をテストドライブすることになった。BAR(ブリティッシュ・アメリカン・レーシング)ホンダは28日、松浦が12月15日に同チームのF1マシンのテストドライブを行うことを発表した。同じ日には、F・ニッポンのタイトルを獲得したR・ファーマンもテストする予定になっており、ドイツF3で総合ランキング2位と健闘したその腕が試される。

 同チームは、才能ある若手選手に走行チャンスを与え、F1ドライバーとしての技量を習得させるドライバー発掘プログラムを展開。松浦はD・リチャーズ代表のお眼鏡にかない、最終戦日本GP(10月13日決勝、鈴鹿)の際にテストのオファーを受けたという。27日には極秘に英国のファクトリーを訪れ、シート合わせを完了。テストチームがスペイン・カタロニアの合同テストに出張しているため、レースチームのメカニックにシートを作ってもらったという。

 チーム首脳陣は、ファーマンとどちらが優れているかひそかに採点するはず。念願のF1ドライブに喜びを爆発させた松浦だが、レギュラーシートをつかむためにも、千載一遇といってもいいこのチャンスを絶対に無駄には出来ない。

 松浦はホンダのドライバー育成プログラムのもと、成長を遂げてきた。鈴鹿サーキット・レーシング・スクール・フォーミュラ(SRS−F)を卒業後、実戦プログラムのF・ドリームに挑戦、00年にチャンピオンにあたる最優秀選手に選ばれ、スカラシップでドイツF3に参戦。デビュー・イヤーで初優勝を飾り、今季は2勝ながらシーズン最多タイとなる6回のポールポジションを獲得して速さをアピールした。

 ▽松浦孝亮
 韓国のF3レースが終わり、今年もあっという間に終わってしまったと思いきや、最後に素晴らしいプレゼントをいただくことが出来ました。F1は15歳の時にレースを始めて以来、夢に見続けてきたんです。時差ぼけなのか、興奮しているのか、夜中の3時に目が覚めた。ビルヌーブが使った車でシート合わせをしたのですが、第一印象はでかい! テストが本当に待ち遠しい。

 ▽D・リチャーズBAR代表
 コウスケはとても素晴らしい才能がある。今年の彼の成績をたたえたい。今回のドライブはBAR、ホンダ双方の育成プログラムの新たな連携により実現した。