法的措置も辞さず
エントリー認められず、チーム売却頓挫も
エントリーが認められず、抗議声明を発したアロウズのT・ウォーキンショー代表
エントリーが認められず、抗議声明を発したアロウズのT・ウォーキンショー代表
 アロウズはこのほど、国際自動車連盟(FIA)が03年のエントリーを認めなかったことに対して抗議声明を出した。FIAは2日、03年の暫定エントリー・リストを公表したが、そこにアロウズの名前はなし。申請があったことは認めているだけに、登録を却下された形となった。

 これに対してアロウズが猛反発。先月12日、ドイツの企業「アセット・トラスト&パートナーズ」とチーム株式を売却することで合意に達したと発表、同社のO・ビーリング代表は「既にアロウズの株式の51%を取得した」と語ったが、これは03年の参戦を前提としたもの。エントリーから除外されたことで売却交渉そのものが頓挫してしまう可能性もあり、アロウズ・サイドは「発表された03年エントリー・リストから外れたことについて大変驚いている。事態収拾のために公的機関へ訴える意思があることをFIAに通告した」との声明を発した。この場合の公的機関とは、FIA内のF1委員会を指すとみられている。

 ただし、ア社の実態ははっきりしておらず、アラブ首長国連邦の投資家が裏に存在する、との情報も。さらにチーム自体も休眠状態にあり、開幕から参戦できるかどうかも不明だということも確か。弱小チームがエントリーしながら参戦できなかった例は多いが、既存チームが門前払いを食らったケースはまれ。13日の世界モータースポーツ評議会で最終的な見解が示される可能性もあるが、まずは今後の成り行きが注目されている。