ウィリアムズ正シートは不利?
新生チームのエースも選択肢に
ウィリアムズのテストドライバーか、レッドブルのエースか、究極の選択を迫られることになったハイドフェルト(カメラ=G・キャンベル)
ウィリアムズのテストドライバーか、レッドブルのエースか、究極の選択を迫られることになったハイドフェルト(カメラ=G・キャンベル)
 N・ハイドフェルト(04年ジョーダン)が新生レッドブルのリストに上がっていることが、このほど明らかになった。スペイン・ヘレスで来週行われる合同テストでは、当初から予定されていたウィリアムズのオーディションに参加し、その直後にレッドブルのマシンをドライブする可能性が高い。

 第1目標はあくまでもウィリアムズのレギュラー・シート。だが、A・デビッドソン(BAR)が脱落したため、A・ピッツォニアとの一騎打ちとなったものの、伝わってくる情報では極めて不利な状況のようだ。それでもこれまでは「小さなチーム(ジョーダン)の大変さは痛いほど痛感したからね。資金がないからテストができないなんて、もういいよ。むしろトップ・チームのテストで学習するほうがはるかに意味があると思っている」と、テストドライバーとして収まることができれば御の字としてきた。

 しかし、ここに来て情勢は一変。C・クリエンとV・リウッツィで決まりかと思われたレッドブルのラインアップだが、合同テストが行われたスペイン・バルセロナでクリエンが「いい仕事ができたと思っている。来週もビタントニオ(リウッツィ)と僕がテストをするけど、もうひとり参加すると聞いている」と漏らし、名前こそ明らかにしなかったものの、ライバルが出現することを認めていた。

 レッドブルのオーナー、D・マティシッツ氏はこれまで、経験のあるドライバーの起用を明言。クリエンは今年初めて大抜擢されてF1シーズンを過ごしたばかり、04年国際F3000を制して注目のリウッツィも未知数だ。ともに同オーナーが手塩にかけて育ててきたサポート・ドライバーだが、もう1歩というのが正直なところ。経験のあるドイツ人のハイドフェルトに白羽の矢を立てても不思議ではない。

 ウィリアムズの裏方として貴重な経験を積むか、資金が豊富な新生チームのエースとなってシーズンを戦うのか。ハイドフェルトが究極の選択を迫られている。