琢磨は雨続きにぼやき節
ヘレス合同テスト4日目
04年仕様のマシンで2日連続のトップ・タイムをマークしたビルヌーブ(カメラ=G・キャンベル)
04年仕様のマシンで2日連続のトップ・タイムをマークしたビルヌーブ(カメラ=G・キャンベル)
 スペイン・ヘレスの合同テストは3日、8チーム/15台が参加して4日目を行い、J・ビルヌーブ(ザウバー)が81周をこなして1分28秒345をマーク、2日連続のトップに立った。この日も気温が上がらず、雨が降ったり止んだりで路面はウエット・コンディション。ビルヌーブは引き続き04年仕様のマシンを使い、ミシュラン(MI)・タイヤのデータ取りをメーンにプログラムを消化。他チームはダウンフォースが減る05年仕様のマシン開発に取り組んでいる状況だけに、当然のように1番時計を刻んで上機嫌だった。

 ザウバーはこの日で年内のテストを打ち上げ。今後は05年仕様のマシン開発に力を注ぎ、来年1月上旬にマレーシア・クアラルンプールで新車発表会を行い、スペイン・バレンシアでテストを再開するスケジュール。ビルヌーブもこの日で一応、年内の業務を終了するが、このオフはクリスマス休暇を2日間取るだけで、テスト及びトレーニングにすべてを費やすとか。BAR時代を知る者の目にはまるで別人と映るような、まさに信じられない勤勉さだ。

 L・バドエル、M・ジェネのフェラーリ勢が2、3番手。以下、R・シューマッハー(トヨタ)、J・フィジケラ(ルノー)、A・ブルツ(マクラーレン)と続いた。マクラーレンはJ−P・モントヤの代わりにP・デ・ラ・ロサも急きょ参加。こちらは9番手だった。

 佐藤琢磨(BAR)は05年用のパーツを多数組み込んだハイブリッド・マシンで66周を走り込み、ベスト1分30秒883で8番手。05年仕様を搭載しているエンジンとギア・ボックスの距離は稼げているものの、サスペンションのセッティングやタイヤのデータ取りが一向に進まず、雨続きの状況にぼやきも飛び出した。

 ▽J・ビルヌーブ
 ウエットでも学ぶことはたくさんあるから、決して無駄な1日じゃなかったよ。(トップ・タイムは)とてもいい気分だ。すっかり忘れていた一番の気分を思い出したよ。今回のタイムがそれほど意味がないことは十分承知している。でも、こんな気分でテストを終えられるのは最高だね。

 ▽佐藤琢磨
 全然ドライで走れないですからねぇ〜。本来のテスト・プログラムを消化できていないですよ。来年のレギュレーションに合わせたマシンは本当に滑るんですよ。危ないくらい。だからしっかり走りこみたいんだけど……。

 ▽P・デ・ラ・ロサ
 本当はファン−パブロ(モントヤ)が走る予定だったんだけど、急に呼びだされたんだ。でも、雨でこのコンディションでしょ。意味がないからあんまり走ってないよ。