2022 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ
第7戦 SUPERBIKE RACE in OKAYAMA

9月17、18日に岡山国際サーキットで、全日本ロードレース選手権第7戦予選・決勝が行われた。今シーズンも今回の岡山ラウンドを含め残り2戦となり、シリーズチャンピオンを争っているST600の小山知良、ST1000の高橋裕紀にとっては、特に重要な一戦となった。
ST1000クラスは、18周から15周に減算して決勝が行われた。
日曜日のスケジュールは、台風14号の接近によりお客さんやレースエントラントが安全に帰宅できよう短縮スケジュールが組まれ、各クラスとも決勝レースの周回数を減らして行われた。
ST1000クラスの高橋は、4番手から好スタートを切り2番手で1コーナーをクリアしトップを追っていく。序盤はトップの國峰選手に1秒ほどのリードを許すも、中盤を過ぎると徐々に國峰選手との差を縮めていく。
その後1コーナーでの転倒により出たイエローフラッグの影響で、國峰選手がバックマーカーに引っかかり、一気にその差が詰まるが、今度は高橋がシケインでバックマーカーに引っかかり再度差が広がってしまう。
その後残り3周を切った13周目のモスエスでバックマーカーと交錯してしまった高橋は、汚れている路面のラインを取らざるを得ず、アトウッドカーブでふくらんだところを渡辺選手にかわされてしまい3番手に後退。
タイヤを酷使してきたため高橋に抜き返す余力はなく、そのまま3位でチェッカーを受けることとなった。
ST1000クラスは、18周から15周に減算して決勝が行われた。
日曜日のスケジュールは、台風14号の接近によりお客さんやレースエントラントが安全に帰宅できよう短縮スケジュールが組まれ、各クラスとも決勝レースの周回数を減らして行われた。
ST1000クラスの高橋は、4番手から好スタートを切り2番手で1コーナーをクリアしトップを追っていく。序盤はトップの國峰選手に1秒ほどのリードを許すも、中盤を過ぎると徐々に國峰選手との差を縮めていく。
その後1コーナーでの転倒により出たイエローフラッグの影響で、國峰選手がバックマーカーに引っかかり、一気にその差が詰まるが、今度は高橋がシケインでバックマーカーに引っかかり再度差が広がってしまう。
その後残り3周を切った13周目のモスエスでバックマーカーと交錯してしまった高橋は、汚れている路面のラインを取らざるを得ず、アトウッドカーブでふくらんだところを渡辺選手にかわされてしまい3番手に後退。
タイヤを酷使してきたため高橋に抜き返す余力はなく、そのまま3位でチェッカーを受けることとなった。
波乱の展開となったST600クラス

波乱の展開となったST600クラス。
度重なる赤旗中断の末、結局レースは10周で争われることとなった。
ST600クラスの小山は5番手から好スタートを切り2番手につけたが、思った以上にグリップ感がなく、2周目に3番手に後退。
その後何とかポジションをキープしようとしたが、ペースの速いライダーの追い上げにより、7周目にかわされ4番手に。
そのまま追い上げることが出来ず、10周を走り切った。
度重なる赤旗中断の末、結局レースは10周で争われることとなった。
ST600クラスの小山は5番手から好スタートを切り2番手につけたが、思った以上にグリップ感がなく、2周目に3番手に後退。
その後何とかポジションをキープしようとしたが、ペースの速いライダーの追い上げにより、7周目にかわされ4番手に。
そのまま追い上げることが出来ず、10周を走り切った。
J-GP3クラスの岡崎は、今回も好スタートを切るも、、、

J-GP3クラスの岡崎は、今回も好スタートを切るが、予選の転倒の影響もありペースを上げられなかった。
10台ほどの集団となった7位争いの中でポジションを入れかえながら周回を重ねていたが、13周目に赤旗が提示されレースは12周終了時で成立する。
上位でペナルティがあり、最終的には11位という結果となった。
次戦はいよいよ最終戦。
チャンピンシップでは、小山も高橋も厳しい状況となったが、最後まであきらめずにチーム一丸となり勝利を目指すだけだ。
10台ほどの集団となった7位争いの中でポジションを入れかえながら周回を重ねていたが、13周目に赤旗が提示されレースは12周終了時で成立する。
上位でペナルティがあり、最終的には11位という結果となった。
次戦はいよいよ最終戦。
チャンピンシップでは、小山も高橋も厳しい状況となったが、最後まであきらめずにチーム一丸となり勝利を目指すだけだ。
各ライダーコメント

(左から)小山知良、高橋裕紀、岡崎静夏
◆小山知良
予選は、ずっと苦しんでいた一発タイムを何とか出すことができて、フィーリングもよかったのでレースが楽しみだったのですが、決勝は、大荒れの展開になりました。
雨のフィーリングもよかったので、いけると思っていたのですが、いざスタートしてみるとグリップが低く、難しいコンディションでした。
何とか転ばないようにチェッカーを目指し、最低限の仕事はできたと思います。
チャンピオンシップは厳しい状況になりましたが、最終戦鈴鹿は勝ちだけを狙って攻めていきます!
◆高橋裕紀
國峰選手の序盤の速さは分かっていましたし、こっちは、現状でベストを尽くして全力でついていくだけでした。
その中で、國峰選手のペースが下がれば追いつくし、下がらなければ、その差は埋められない。後ろから渡辺選手が来ているのも分かっていました。
すると中盤以降、國峰選手に少しずつ追いつき始めて“勝機が出て来たかも”と感じていましたが、同時に渡辺選手に一度、抜かれて抜き返してというのがありました。
終盤になって1コーナーで転倒がありイエローフラッグが振られていて、そこで國峰選手がバックマーカーに引っかかったときに一気に追いついたのですが、直後のシケインで逆にボクの方がバックマーカーに間に入られてしまいました。
その後もモスエスでバックマーカーに引っかかったすきに渡辺選手に前に出られてしまい抜き返す余力はなかったですね。
目の前に優勝があっただけに悔しいレースになってしまいました。
チームも頑張ってくれていますし、最終戦鈴鹿は、勝ってシーズンを締めくくれるように頑張ります!
◆岡崎静夏
事前テストから大木さんにデータを見てもらいながら、足回りのセットアップを進めて着実なステップが踏めたと思います。
予選では、タイムアタックをする前に余計な転倒をしてしまい、決勝も、その影響が出てしまい、うまくポジションを上げることができませんでした。
今回も日本郵便の皆さんを始め、多くの応援ありがとうございました。
すごく励みになります。
次戦は、早くも最終戦になってしまいますが、ベストリザルトを目指してベストを尽くします!
予選は、ずっと苦しんでいた一発タイムを何とか出すことができて、フィーリングもよかったのでレースが楽しみだったのですが、決勝は、大荒れの展開になりました。
雨のフィーリングもよかったので、いけると思っていたのですが、いざスタートしてみるとグリップが低く、難しいコンディションでした。
何とか転ばないようにチェッカーを目指し、最低限の仕事はできたと思います。
チャンピオンシップは厳しい状況になりましたが、最終戦鈴鹿は勝ちだけを狙って攻めていきます!
◆高橋裕紀
國峰選手の序盤の速さは分かっていましたし、こっちは、現状でベストを尽くして全力でついていくだけでした。
その中で、國峰選手のペースが下がれば追いつくし、下がらなければ、その差は埋められない。後ろから渡辺選手が来ているのも分かっていました。
すると中盤以降、國峰選手に少しずつ追いつき始めて“勝機が出て来たかも”と感じていましたが、同時に渡辺選手に一度、抜かれて抜き返してというのがありました。
終盤になって1コーナーで転倒がありイエローフラッグが振られていて、そこで國峰選手がバックマーカーに引っかかったときに一気に追いついたのですが、直後のシケインで逆にボクの方がバックマーカーに間に入られてしまいました。
その後もモスエスでバックマーカーに引っかかったすきに渡辺選手に前に出られてしまい抜き返す余力はなかったですね。
目の前に優勝があっただけに悔しいレースになってしまいました。
チームも頑張ってくれていますし、最終戦鈴鹿は、勝ってシーズンを締めくくれるように頑張ります!
◆岡崎静夏
事前テストから大木さんにデータを見てもらいながら、足回りのセットアップを進めて着実なステップが踏めたと思います。
予選では、タイムアタックをする前に余計な転倒をしてしまい、決勝も、その影響が出てしまい、うまくポジションを上げることができませんでした。
今回も日本郵便の皆さんを始め、多くの応援ありがとうございました。
すごく励みになります。
次戦は、早くも最終戦になってしまいますが、ベストリザルトを目指してベストを尽くします!
手島雄介代表コメント

まず日頃よりご支援いただいております日本郵便株式会社、Honda Dream、NTTコミュニケーションズの皆さまを始め、多くのスポンサー様に御礼申し上げます。
今、世界ではコロナをはじめ、戦争等でたくさんの方々が苦しい思いをされている中、我々はレースに参戦させてもらえていることに感謝申し上げます。
前戦のオートポリス大会でレースウィークを通して前進できなかった反省を、今回の課題とし、岡山大会はチームを1つにすることをテーマに戦いました。
内容としては、チームとして前進した面もありましたが、多くの応援を頂いている皆様にはもうひとつ足りない大会で、申し訳なく思います。
レースで戦う事も含め多くの方々へ活動意義を伝えていけるよう次戦の鈴鹿大会まで邁進して参ります。
何卒宜しくお願い申し上げます。
今、世界ではコロナをはじめ、戦争等でたくさんの方々が苦しい思いをされている中、我々はレースに参戦させてもらえていることに感謝申し上げます。
前戦のオートポリス大会でレースウィークを通して前進できなかった反省を、今回の課題とし、岡山大会はチームを1つにすることをテーマに戦いました。
内容としては、チームとして前進した面もありましたが、多くの応援を頂いている皆様にはもうひとつ足りない大会で、申し訳なく思います。
レースで戦う事も含め多くの方々へ活動意義を伝えていけるよう次戦の鈴鹿大会まで邁進して参ります。
何卒宜しくお願い申し上げます。