中上は上位に食らいつき5位
第11戦アラゴンGP決勝
今季初の優勝を飾ったアレックス・リンス(スズキ)(AP=共同)
今季初の優勝を飾ったアレックス・リンス(スズキ)(AP=共同)
 オートバイのロードレース世界選手権(WGP)第11戦アラゴンGPは18日、モーターランド・アラゴンで決勝が行なわれ、最高峰のモトGPクラスはアレックス・リンス(スズキ)が今季初優勝を飾った。日本の中上貴晶(ホンダ)は5位に入った。

 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が新型コロナウイルス感染で欠場となったアラゴンGP。23周のレースは、2番グリッドのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が好発進でトップを奪い、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)を従えて序盤をリードする。一方、10番手スタートのリンスは、オープニングラップで一気に6台を抜くと、上位を固めるヤマハ勢に襲いかかる。3周目にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)をかわし、5周目にはクアルタラロを抜いて2番手まで浮上。8周目にはついに先頭のビニャーレスを捉え、先頭に立つ。後半はジョアン・ミル(スズキ)が2番手に上がり、スズキ勢のワンツーフィニッシュ濃厚かと思われたが、これに待ったをかけたのがアレックス・マルケス(ホンダ)。鋭い追い上げで18周目に2番手へ上がると、ラスト3周はリンスの背後に激しく食らいつく。しかし、リンスも隙を見せずにアレックス・マルケスの追い上げをかわし、昨年第12戦以来となる勝利を手にした。2位に0.263秒差でアレックス・マルケスが続き、3位にミルが入った。シリーズポイントでは、通算121ポイントに伸ばしたミルが首位へ浮上し、今回ノーポイントのクアルタラロが同115、今回4位のビニャーレスが同109で続いている。

 日本の中上は、7番手スタートから後半にかけて懸命の追い上げを見せ、トップと4.570秒差の5位に入った(共同通信デジタル)