フェルナンデス初優勝
第13戦ヨーロッパGP決勝
3位に食い込み、逆転チャンピオンの可能性を広げた小椋藍(右・ホンダ)(AP=共同)
3位に食い込み、逆転チャンピオンの可能性を広げた小椋藍(右・ホンダ)(AP=共同)
 オートバイのロードレース世界選手権(WGP)第13戦ヨーロッパGPは8日、スペインのリカルド・トルモで決勝が行なわれ、モト3クラスはラウル・フェルナンデス(KTM)が初優勝を飾った。日本勢は小椋藍(ホンダ)が3位に食い込んだ。

 23周のレースは、2周目にポイントリーダーのアルベルト・アレナス(KTM)やランキング3位のセレスティーノ・ビエッティ(KTM)が絡んだクラッシュが発生。年間チャンピオンを争う両者が脱落する。この混乱の隙にフェルナンデスが抜け出し、一気に後続との差を広げていく。その後もジャウマ・マシア(ホンダ)、鈴木竜生(ホンダ)、デニス・フォッジア(ホンダ)と有力ライダーが相次いでクラッシュする波乱の展開。トニー・アルボリーノ(ホンダ)、小椋、セルジオ・ガルシア(ホンダ)からなる2番手グループが先頭のフェルナンデスを追い、徐々に差は縮まるが、追いつくまでには至らない。結局、フェルナンデスが逃げ切りでキャリア初の優勝をつかんだ。2番手争いは3台の激しい争いとなり、最終ラップに仕掛けたガルシアがトップと0.703秒差の2位に入り、3位に小椋が続いた。この結果、年間チャンピオン争いでは今回ノーポイントのアレナスが通算157ポイントに対し、小椋が同154に伸ばして3ポイント差まで肉薄している。

 そのほかの日本勢は、26番手スタートだった佐々木歩夢(KTM)が序盤にジャンプアップを果たして10位フィニッシュ。山中琉聖(ホンダ)は16位、国井勇輝(ホンダ)が17位だった。また、鈴木と鳥羽海渡(KTM)は転倒リタイヤに終わった(共同通信デジタル)