GT300は藤波/デ・オリベイラ組が王座
スーパーGT第8戦富士決勝
 スーパーGT(SGT)最終戦となる第8戦は29日、静岡県の富士スピードウェイで決勝レースが行なわれ、GT500クラスはクニミツの山本尚貴/牧野任祐(ホンダNSX)が優勝を飾り、逆転で年間チャンピオンを獲得した。GT300クラスはKONDOの藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが年間王座に輝いた。

 4ポイント差で6チームが争う大混戦で迎えた最終戦。65周のレースは、6番グリッドのニスモ・松田次生/ロニー・クインタレッリ(日産GT−R)が立ち上がりから積極的に仕掛け、5台を抜いて先頭に立つ。それでも7周目、ポール・ポジションだったKeePerトムスの平川亮/山下健太(GR Supra)がトップを奪還し、チャンピオン争いの主導権を取り戻す。各車がドライバー交代のピットインを済ませて後半戦を迎えると、チーム和光の大嶋和也/坪井翔(GR Supra)、auトムスの関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ(GR Supra)との3台による激しいバトルに競り勝って山本/牧野組が2番手へ浮上。一時はトップの平川/山下組に16秒以上の大差を付けられていたが、ラスト10周から猛プッシュを開始する。最終周回、山本/牧野組は平川/山下組に約2秒差まで迫ったものの、残りの距離からひっくり返すのは難しいかと思われた。しかし最終ストレート、チェッカーまで数百メートルのところで平川/山下組がまさかのスローダウン。その横を駆け抜けた山本/牧野組が劇的な逆転で今季初優勝を飾った。2位に5.940秒差で平川/山下組、3位に関口/フェネストラズ組が入った。

 シリーズポイントでは、山本/牧野組が69ポイントとし、山本は2年ぶり、牧野は初のチャンピオンを獲得。平川が同67で2位、リアルの塚越広大/ベルトラン・バゲット(ホンダNSX)が同59で続く結果になった。

 GT300は、埼玉トヨペットの吉田広樹/川合孝汰が優勝、2位に1周遅れで藤波/デ・オリベイラ組、3位にアドヴィックスの阪口良平/小高一斗となった。年間ランキングでは藤波/デ・オリベイラ組が71ポイントで初のチャンピオンに輝いた(共同通信デジタル)