ホンダは3日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)との提携を拡大し、北米市場で車台やエンジン、電動車向けモーターなどの共通化に向けた検討を始めると発表した。部品調達や「コネクテッドカー(つながる車)」分野でも協業を視野に入れコスト削減につなげる。2021年にも具体的な協業を始め、将来的に共同開発した新型車の発売を計画している。

 両社は13年以降、燃料電池車や自動運転などの開発で提携してきた。新型車を効率的に開発し、コスト削減効果を先進分野の研究開発投資に振り向ける方針だ。現段階で資本提携に踏み込む計画はないとしている。

 ホンダの倉石誠司副社長は「北米で大幅なコスト効率の向上が実現可能になる」とのコメントを発表した。オンラインで記者会見したホンダ幹部も「グローバルで生き残るためにはコスト競争力をつけ(先進技術への)投資に回す必要がある」と強調した。

 両社は4月、GMの車体を活用し、ホンダが電気自動車(EV)2車種を23年後半以降に北米市場に投入する計画を発表した。自動車業界では、EVなど環境規制に対応した技術開発競争が激しくなっている。