トヨタ自動車は28日、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体の2020年の世界販売が、前年比11・3%減の952万8438台だったと発表した。新型コロナの影響が他社に比べて小さく、19年トップだったドイツのフォルクスワーゲン(VW)を抑え、5年ぶりに年間首位へ返り咲いた。

 トヨタの世界販売は、新型コロナによる世界的な経済活動停滞が響き、20年4月に前年同月比でほぼ半減となるなど、一時大幅に落ち込んだ。しかし、秋から主力市場の米国や中国を中心に販売が急回復。10月からは3カ月連続で前年実績を上回った。

 世界販売の前年比マイナスが5年ぶりのトヨタは「新型コロナ禍で前年割れとなったが1割減にとどめた」と強調。新型車の積極投入が奏功したと分析した。VWの20年販売は15・2%減の930万5400台だった。