トヨタ自動車は12日、電気自動車(EV)の「bZ4X」=写真=を5月12日から売り出すと発表した。スバルと共同開発したバッテリー方式EV(BEV)専用の基本骨格を使った第1弾となる。

 本格的なスポーツタイプ多目的車(SUV)で、前輪駆動(FWD)と四輪駆動(4WD)を設定。性能の高いバッテリーを採用したことで、FWDは満充電状態から559キロの航続距離を誇るという。

 初年度は5000台の販売を予定し、法人にはリースで提供する。国内の個人向けは「サブスクリプション」と呼ばれる諸費用なども含めた定額サービスのみ。日本ではなじみが薄い本格的なBEVのため、充電施設の未整備や電池の劣化による下取り価格の低下など、ユーザーの不安を取り除くのが目的という。搭載バッテリーを完全管理する狙いもある。

 月額利用料金は明らかにしていないが、トヨタ系サービス「KINTO(キント)」で扱う。最長で10年間の利用が可能という。車両の参考価格はFWDが600万円で、4WDが650万円。今年半ばに世界各地で順次発売する予定。