豊田章男社長の思いがこもった「GRカローラ モリゾウエディション」のプロトタイプ(田村尚之撮影)
豊田章男社長の思いがこもった「GRカローラ モリゾウエディション」のプロトタイプ(田村尚之撮影)
 トヨタガズーレーシングは1日、走行性能を高めた新型車「GRカローラ モリゾウエディション」を世界初公開した。開発途中でマスター(開発)ドライバーも務める「モリゾウ」ことトヨタ自動車の豊田章男社長から「野性味が足りない」と厳しく指摘され、徹底的に走行性能を研ぎ澄ませたという。

ベースはGRカローラ RZ

モリゾウエディションのベースになった「GRカローラ RZ」のプロトタイプ(田村尚之)撮影
モリゾウエディションのベースになった「GRカローラ RZ」のプロトタイプ(田村尚之)撮影
 ベース車は同日に日本仕様車が初公開された「GRカローラ RZ」。スポーツ四輪駆動システムを搭載し、排気量1・6リットルの直列3気筒ターボエンジンは304馬力にパワーアップされ、十分以上にスポーティーな仕上がりだ。

野性味あふれる仕上がり

 そこからモリゾウエディションは、さらなる性能向上を目指した。リアシートを外すなどの軽量化を進め、ボディーの溶接箇所を増やすなどして剛性をアップ、専用ショックアブソーバー(減衰装置)を採用し、エンジンのトルクも向上。全てはモリゾウが望む「お客さまを魅了する野性味」を実現するためだ。

 開発に当たっては、同社が掲げる「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を実践。開発中だったGRカローラに水素燃焼エンジンを搭載してスーパー耐久シリーズに参戦し、車両を総合的に鍛え直したという。

 スポーツ車両を専用に扱う販売店「GRガレージ」から、今冬に台数限定で発売予定。秋に予約抽選を受け付ける予定だ。ベース車「GRカローラ〓RZ」の発売も今秋を予定する。価格はともに未発表。