SUBARU(スバル)は3日、大崎篤取締役専務執行役員(60)=写真=が社長に昇格する人事を発表した。中村知美社長(63)は代表権のない会長に就く。6月開催予定の株主総会後に就任する。自動車業界は電動化など変革期を迎えており、新体制で対応を加速する。大崎氏は東京都内で会見し「小回りを利かせ、柔軟にこれからの時代を生き抜いていきたい」と抱負を述べた。スバルは2017年から新車の無資格検査や、燃費データ改ざんなどの問題が相次いで発覚。中村氏は18年に社長に就任し、再発防止や再建を進めた。大崎氏も17年から品質保証本部長を務めた。