会見する毛籠氏
会見する毛籠氏
 マツダは17日、毛籠勝弘(もろ・まさひろ)取締役専務執行役員(62)が社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を発表した。6月に開催予定の株主総会を経て就任する。丸本明社長兼CEO(65)は相談役に退く。トップ交代は5年ぶり。毛籠氏は17日、広島市内で会見し「全社的に原価低減活動をやる」と述べた。脱炭素社会に向けた取り組みも進める。

 マツダは、世界販売での電気自動車(EV)比率を2030年に25〜40%と想定しており、28〜30年にEV専用モデルを本格導入する計画を掲げる。毛籠氏は「全員野球で総力戦でやっていきたい」と訴えた。