トヨタ自動車は6日、最上級車「センチュリー」の追加モデルを発表した。やや背の高い2BOXスタイルに一新され、動力源も充電ができるプラグインハイブリッド方式を採用。これからの時代を見据え、運転手にドライブを託すショーファーカーでも新感覚のクルマを作り上げた。2018年に全面改良した従来型も「センチュリー・セダン」として併売する。
主役となる後席重視で生まれたスタイリング
多様化が進む時代の変化に、トヨタが敏感に対応。主役となる後席に乗る人の快適性を求めた結果、スタイルが大きく変わった。スポーツタイプ多目的車(SUV)型という声もあるが、後席優先のロンドンタクシーの超高級版といった趣だ。
従来型もセダンとして発売継続
高級ミニバン「アルファード」が、室内の広さを買われてVIPや芸能人の御用達になったが、新型はその良いところを取った。全長は従来型より130ミリ短いが、室内空間を広げ、全高を300ミリ上げたことで開放感も高まった。匠(たくみ)の技を駆使した作り込みの高さも含め、後席に座れば快適この上ない。
価格は2500万円から。同日から注文を受け付け年内に納車を開始する予定。英高級車メーカー「ロールスロイス」なども、新型センチュリー同様のスタイルで高級車を売り出し、人気を得ているという。トヨタも乗り遅れるわけにはいかない。〓(田村尚之)
価格は2500万円から。同日から注文を受け付け年内に納車を開始する予定。英高級車メーカー「ロールスロイス」なども、新型センチュリー同様のスタイルで高級車を売り出し、人気を得ているという。トヨタも乗り遅れるわけにはいかない。〓(田村尚之)