インパルのSF23を駆るプルシェール
インパルのSF23を駆るプルシェール
(SF合同&ルーキーテスト第2日 7日 鈴鹿サーキット、ペン=明村馨、カメラ=多賀まりお)

 インパルから参加したテオ・プルシェール(20)=フランス=が、初日16番手から一気に6番手に台頭。今季F2王者の底力を見せつけた。F1アルファロメオのリザーブドライバーも務めており、今季SFでランク2位だったリアム・ローソンに続き、世界トップクラスの才能が来季もSFに殴り込みをかける可能性が出てきた。トップタイムは現役最年長の小林可夢偉(37)で、この日がチーム初走行の福住仁嶺(26)が2番手と、KCMGがワンツーを決めた。

 初来日のプルシェールが、学習能力の高さを証明した。

 鈴鹿サーキットはF1シミュレーターで何度も練習してきたというが、“リアル鈴鹿”は全く別物。「F2のジッダ(サウジアラビア)やモナコも(攻略が)難しかったが、鈴鹿の難しさはこれらを上回るね。特にセクター1が大変で、風にも敏感だった」と、当初は手を焼いたもよう。

 そんな中で、初日の16番手から、この日午前は一気に4番手に躍進。午後も6番手と健闘した。「クルマのバランスが良いし、ペースも良くなってきた。すごく勉強になったよ」と早くも手応えを口にする。

 2020年、FIA─F3で現F1マクラーレンのオスカー・ピアストリとタイトルを争い、3ポイント差のランク2位と活躍。翌21年にF2昇格を果たすと、3年目の今季は優勝わずか1回ながら、26レースで表彰台10回という安定した走りでチャンピオンに輝いた。

 一見するとビジネスマンのようだが、その速さは間違いなくトップレベル。SFに参戦すれば、確実に大暴れしそうだ。