新しい運転支援技術を搭載するレクサスLS500h(左)とミライ(トヨタ自動車提供)
新しい運転支援技術を搭載するレクサスLS500h(左)とミライ(トヨタ自動車提供)
 トヨタ自動車は8日、新たに開発した高度運転支援技術「アドバンスド ドライブ」を搭載したレクサス「LS500h」を同日、燃料電池車「ミライ」を12日に売り出すと発表した。高速道路で大半の操作を自動化でき、ソフトウエアの自動更新を国内メーカーで初めて採用した。

 高速道路でシステムを作動させると、自動で走行を続け、道路形状に合わせてハンドル操作を行い、加減速もする。追い抜きやインターチェンジでは、システムが運転者に進路変更を促し、完全確認の応答を受ければ自動で行う。レーダーやカメラ、3次元で対象物を把握できる装置「ライダー」を使って周囲を常に監視し、人工知能(AI)などでクルマを制御するという。

 運転者が安全確認をする必要があり、国土交通省が定める自動運転技術の「レベル2」に相当する。ホンダが世界で初めて一定条件下でシステムに運転を任せられる「レベル3」搭載車を3月にリース発売したが、トヨタは異なるアプローチを選んだ。

 技術担当の前田昌彦執行役員は「人を中心に開発してきた。これが第一歩」と説明。利用者の声を反映し、社会情勢などを踏まえて進化させるという。レクサスが1794万円と1632万円の2車種で、ミライは860万円と845万円。ミライは非搭載車からの値上げが約50万円と、戦略的な価格設定だ。