レトロ感で根強い人気を誇るロングセラーモデル「ランドクルーザー40系」(トヨタ自動車提供)
レトロ感で根強い人気を誇るロングセラーモデル「ランドクルーザー40系」(トヨタ自動車提供)
 トヨタ自動車の子会社トヨタ車体(愛知県刈谷市)が、スポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドクルーザー」とワンボックスカー「ハイエース」を自分好みに発注できる専門の販売店をそれぞれ開くことが8日、分かった。ランクルの店では往年の名車同様のデザインを復活させることもでき、来年1月中旬に開業予定。自動車メーカーがカスタマイズに特化した店を設けるのは非常に珍しい。

 2車種は現在、トヨタ車体が開発、生産を手がけている。長く乗り続ける愛好者が多く、アレンジを楽しみながら大切に使いたい需要が強いという。同社は商品力や事業推進体制の強化を進めており、来年1月に実施する組織新設、変更の一環として販売店を計画している。ユーザーの声やニーズを的確に捉え、顧客に寄り添った販売に取り組みたい考えだ。

 販売店では、車の構造や歴史を熟知したメーカーだからこそ持つノウハウを生かす。顧客へ安全性や品質面で安心感を届けられる点も特長だ。具体的な価格体系や店の設置場所などの詳細は今後詰める。

<ランドクルーザー> トヨタ自動車が販売するスポーツタイプ多目的車(SUV)で、荒れた路面でも高い走行性能を発揮する。自衛隊の前身である警察予備隊向けに計画された車両として1951年に誕生し、54年に車名を「ランドクルーザー(陸の巡洋艦)」とした。耐久性や悪路の走破性の高さなどから、世界中で愛される車となった。最新の300系の価格は510万〜800万円。世界一過酷とされる自動車競技「ダカール・ラリー2023」にも投入される。
悪路走行に適した仕様として高い耐久性、走破性を持つ「ランドクルーザー70系」(トヨタ自動車提供)
悪路走行に適した仕様として高い耐久性、走破性を持つ「ランドクルーザー70系」(トヨタ自動車提供)