笑顔の遺影や献花台、バイクなどが置かれたお別れ会の会場(佐藤洋美撮影)<br />
笑顔の遺影や献花台、バイクなどが置かれたお別れ会の会場(佐藤洋美撮影)
 22歳でレース中に事故死したライダー、埜口(のぐち)遥希さんの「お別れ会」が26日、三重県の鈴鹿サーキットのホスピタリティラウンジで行われた。献花台が置かれ、マシン、ツナギ、ヘルメット、獲得したトロフィーや盾などを展示。生前の活躍を映した映像も上映され、500人を超える来場者には故人をしのぶ写真集が渡された。

 埜口さんのスポンサーだった昭和電機の柏木健作最高経営責任者(CEO)兼社長は「埜口選手のレースは、ハラハラドキドキさせてくれる魅力があった」と述懐。所属したハルクプロの本田重樹監督は「残念でならない」と悔しさをにじませ、父親の埜口洋歩さんは「たくさんの人に支えられてレースができていたことを実感しました」と感謝した。

 埜口さんは2021年、全日本ロードのST600クラスでタイトル獲得。22年からアジアロードののASB1000クラスに参戦し、ランキング2位と活躍した。今季も3月の開幕戦で2レースとも優勝したが、8月13日の第4戦インドネシア大会のレース2で多重クラッシュに巻き込まれて負傷。3日後の16日に帰らぬ人になった。奈良県出身。立命館大4年生だった。 (佐藤洋美)