第23回ニスモフェスティバル
FE参戦への抱負を語ったフェネストラズ(右)と、ニッサンFEのトマソ・ボルベ監督(多賀まりお撮影)
FE参戦への抱負を語ったフェネストラズ(右)と、ニッサンFEのトマソ・ボルベ監督(多賀まりお撮影)
 日産のモータースポーツのファン感謝イベント「第23回ニスモフェスティバル」が4日、静岡県の富士スピードウェイで3年ぶりに開催され、今季のスーパーGT(SGT)両クラス、スーパー耐久(S耐)最高峰クラスの“3冠”王者が勢ぞろいした。来季から電動車シリーズ「フォーミュラE(FE)」にフル参戦するサッシャ・フェネストラズ(23)=フランス=は、FE公式レーシングスーツ姿を初披露し、1カ月後に迫った開幕戦へ強く意気込んだ。(明村馨、観衆=3万人)

開幕戦は来年1月14日

1日に初公開された来季FE用の新車「ニッサンe 4ORCE 04」のカラーリング。桜のデザインが採り入れられている(日産提供)
1日に初公開された来季FE用の新車「ニッサンe 4ORCE 04」のカラーリング。桜のデザインが採り入れられている(日産提供)
 フェネストラズがフィナーレのトリを務めた。パレードランを行う日産のチャンピオンマシン3台に続き、電気自動車のリーフで登場。初お披露目のレーシングスーツに身を包み、ヘルメットを脱いで「こんにちは」と日本語であいさつした。

 「世界選手権を走る夢がかなって興奮している。僕にとって新しいチャプター。日本から受ける多くのサポートにも感謝している」

 2019年に来日すると、KONDOから参戦したSGT300クラスでランキング6位につけ、B─Maxから出場した全日本F3選手権ではいきなり王座に就いた。昨季は新型コロナ禍で来日できず苦しんだものの、今季はフル参戦して本領発揮。KeePerトムスから参戦したSGTのGT500クラスは第4戦富士、KONDOから出場のスーパーフォーミュラでは第5戦SUGOで優勝を飾った。

 FEには今季最終戦に代役参戦でデビュー。来季は日産がダムスを買収し、FE初の日本チームに生まれ変わった「ニッサン・フォーミュラE」からフル参戦する。同郷で1勝の実績を持つノルマン・ナト(30)と組み、ジェネレーション3(Gen3)に進化して今季より100馬力以上パワーアップするとされるマシンを操る。

 FEの第9季目は、来年1月14日のメキシコ大会で開幕する。新生ニッサンの若武者は「始まるのが待ち切れない」と気持ちの高ぶりを抑えきれない様子。FEの日本開催にも期待を込め、「2024年に東京で走れるかもしれないから、皆さん、楽しみにしていてね」と呼びかけた。