横溝直輝選手と下田紗弥加選手の異色対談はいかに?
横溝直輝選手と下田紗弥加選手の異色対談はいかに?
 スーパーGTドライバーながら、テレビ東京系で放送中の「SUPERGT+」への出演、「前澤友作スーパーカープロジェクト」のプロジェクトマネージャーなど、多方面で活躍する横溝直輝選手と、今年D1ライツに参戦し、来季のD1GPライセンスを獲得した注目の女性ドライバー下田紗弥加選手による対談をお届けします。

   ◇ ◇
今季スーパーGTにも復帰。TV出演やモデル活動など多方面で活躍する横溝直輝選手
今季スーパーGTにも復帰。TV出演やモデル活動など多方面で活躍する横溝直輝選手
 下田紗弥加「はじめまして。私はまだまだ駆け出しながら、モータースポーツをメジャーにしたいと思い、日々活動しています。そして実は、横溝さんの活動を見て、いつもお手本にさせていただいています。今日は、横溝さんがモータースポーツ普及のためにどんなことを意識して活動されているのかお伺いしたいと思います」

 横溝直輝「僕がまずレーシングドライバーに憧れた理由は、レーシングドライバーを見てカッコいいなと思ったことがきっかけ。自分もそういう存在になりたい考えています。モータースポーツは、クルマ好きな人は観てくれますが、そうでない人にはなかなか敷居が高い。そうした方にアピールするため、なるべくクルマ媒体以外で露出するように、この10年活動を続けてきました。最初のうちはモデルをやったりして、そこまでメディアに積極的に露出するドライバーはあまりいなかったので、『横溝ってどこに向かっているの?』と言われたり(笑)、『もっとレースに集中しろよ!』って言われることもあったけど、10年経って、ようやく周囲に理解され始めてきましたね」
下田紗弥加選手もモデルとしての仕事が充実しつつある
下田紗弥加選手もモデルとしての仕事が充実しつつある
 下田「そうした努力を10年も続けてこられたんですね…。私なんかまだまだです」

 横溝「モデル活動のきっかけは、ファッションとモータースポーツ文化の融合がコンセプトのブランド『ノイインテレッセ』を展開する株式会社モルフォの小澤廣幸社長から『もっとファッション関係でも露出したらいいよ』と言っていただいて。最初のころは恥ずかしかったですね」

 下田「私もこれまでは“走ること”しか考えてこなかったし、“女性なんだから少しは身なりに気を使え”ってよく注意されていますが、それでもおしゃれには無頓着なままサーキット通いしてました。でも今の横溝さんのお話を伺って、“自分もカッコよく、おしゃれで、憧れられる存在にならなきゃ”ってグサッと来ました(笑)。言い方を代えると、クルマ業界だけで固まってしまうと、それ以外の世界に広がっていかないってことですね。さて、横溝さんはいろんなレースにも参戦されていて、いろんなクルマに乗ってこられたと思いますが、ぶっちゃけ、自分で買うとしたらどんなクルマを選びますか?」

 横溝「う〜ん、実はそこまで『これが!』というクルマはないんです。子どもの頃はポルシェとかフェラーリが好きだったので、レーシングドライバーになった今、ポルシェやフェラーリでレースできたことは、夢が叶ったと言えますね。最近はおとなし目なクルマが多い傾向にある中、ポルシェとかフェラーリでレースして、華やかなところを見せていきたい。今の子供たちはYouTuberに憧れるし、YouTuberの方々は自分のしていることを楽しんでやっているよね。モータースポーツも自分たちで楽しみ、それを華やかに見せることが大事だと思いますね」
対談を行ったヨシノ自動車のカスタムトラックの前で
対談を行ったヨシノ自動車のカスタムトラックの前で
 下田「そうですね。みんながドライバーという職業に夢を持ってもらえるようにしたいですね。私はドリフトレースをメインに活動していますが、ドリフトは一目見ただけで『カッコいい』と思えることが魅力だと思います。私は最初からサーキットでドリフトを始め、その後もレース競技としてドリフトに取り組んでいる完全な“サーキット育ち”なのですが、残念ながら、未だにドリフトに対してアウトローなイメージがあることも事実です。私はドリフトに魅せられ、人生を掛けて取り組んでいる中で、少しでもドリフトのイメージアップに貢献できたらと思っています。横溝さんはドライバーとして『ドリフト』というカテゴリにどんなイメージをお持ちですか?」

 横溝「基本的に、ドリフトができる人を大いにリスペクトしています。僕らレーシングドライバーは、実はあんまりドリフトができないんですよ。みんな子どものころから『クルマをすべらしてはいけない』と言われて育ってきたので、ドリフトしながらクルマをコントロールできる技術はすごいことだと思っています。あと、イベントに呼ばれたときなんかは、お客さんにドリフトをお見せできると、クルマの動きで分かりやすいじゃないですか。僕らはクルマをグリップさせちゃうから派手さがなくて、運転技術を披露しにくいので、ドリフト選手には憧れますね」
下田紗弥加選手は今年7月のD1ライツ日光大会で3位表彰台を獲得、来季のD1GPライセンスをゲットした
下田紗弥加選手は今年7月のD1ライツ日光大会で3位表彰台を獲得、来季のD1GPライセンスをゲットした
 下田「ホントですか?嬉しいです!ぜひ機会があれば私とドリフトやってください!」

 横溝「いや〜、ドリフトしようとしても、その前にクルマを止めちゃんだよね。あまり練習する機会もないし…、でも、もしタイミングがあえば、ぜひご一緒させてください」

 下田「ぜひ私のドリフトスクールに参加してみてください!横溝選手がスクールに来てくれたら、参加者のみんなが大喜びしますよ」

 横溝「いや〜、自信がないから、最初は『コソ練』で行きたいよ〜(笑)」
下田紗弥加選手のドリフト走行。近いうちに横溝直輝選手と一緒にドリフトを!
下田紗弥加選手のドリフト走行。近いうちに横溝直輝選手と一緒にドリフトを!