全日本モトクロス選手権IA1は富田俊樹(ヤマハ)、全日本ロードレース選手権JSB1000は中須賀克行(同)。今季はともにブリヂストンタイヤを履く2人がカテゴリーの違う全日本の最高峰クラスを制した。この頂点を目指し、モーターサイクルレースのすそ野が大きく広がっている。早ければ3、4歳でポケバイに乗り始め、経験を積んで2輪レースに身を投じるライダーたち。ブリヂストンはそんな子供たちの足元もしっかり支える。
全日本の表彰式ではタイトルを獲得したライダーは、チャンピオンの証しとなる月桂(げっけい)樹の印がツバに施された赤いブリヂストン(BS)キャップをかぶる。表彰後には、ライダーの卵の子供たちが勝者にBSキャップをおねだりして、もらった子供たちがとても喜ぶことがしばしばある。
その光景をほほえましく見ていたBSのモータースポーツ企画・推進部の東雅雄主幹がふと、「子供たちにブリヂストンの帽子をプレゼントしたら喜んでくれるのではないか」と思い付いた。
2019年、東主幹が子供用サイズのBSキャップを制作し、全日本モトクロス最終戦と併催された「チャイルドクロス」にエントリーする子供たちにプレゼントした。
東主幹は1996年の全日本GP125クラスのチャンピオンで、97〜2003年までロードレース世界選手権(WGP)の125ccクラスでタイトル争いを繰り広げた実力者。現在は、世界の頂点で培った経験をブリヂストンユーザーに生かす仕事をしており、懸命にレースに取り組むライダーに寄り添う姿勢は折り紙付きだ。
“BSキャッププレゼント”の輪は広がり、今季はチャイルドクロス最終戦に加え「44KIDS★CROSS」(キッズクロス)、ロードレースの「大治郎カップ」と「千葉北kids選手権」のクリスマスイベントにも及んだ。
各サーキットや各コースで、子供たちはBSキャップをかぶり、シャンパンファイトをして笑顔をはじけさせた。東主幹は「子供たちが未来のモータースポーツをけん引することを願っている」と希望を込めた。
全日本の表彰式ではタイトルを獲得したライダーは、チャンピオンの証しとなる月桂(げっけい)樹の印がツバに施された赤いブリヂストン(BS)キャップをかぶる。表彰後には、ライダーの卵の子供たちが勝者にBSキャップをおねだりして、もらった子供たちがとても喜ぶことがしばしばある。
その光景をほほえましく見ていたBSのモータースポーツ企画・推進部の東雅雄主幹がふと、「子供たちにブリヂストンの帽子をプレゼントしたら喜んでくれるのではないか」と思い付いた。
2019年、東主幹が子供用サイズのBSキャップを制作し、全日本モトクロス最終戦と併催された「チャイルドクロス」にエントリーする子供たちにプレゼントした。
東主幹は1996年の全日本GP125クラスのチャンピオンで、97〜2003年までロードレース世界選手権(WGP)の125ccクラスでタイトル争いを繰り広げた実力者。現在は、世界の頂点で培った経験をブリヂストンユーザーに生かす仕事をしており、懸命にレースに取り組むライダーに寄り添う姿勢は折り紙付きだ。
“BSキャッププレゼント”の輪は広がり、今季はチャイルドクロス最終戦に加え「44KIDS★CROSS」(キッズクロス)、ロードレースの「大治郎カップ」と「千葉北kids選手権」のクリスマスイベントにも及んだ。
各サーキットや各コースで、子供たちはBSキャップをかぶり、シャンパンファイトをして笑顔をはじけさせた。東主幹は「子供たちが未来のモータースポーツをけん引することを願っている」と希望を込めた。
大治郎カップ卒業生は世界で活躍するライダーが多数
2001年ロードレース世界選手権(WGP)250ccクラスのチャンピオン、加藤大治郎さん(故人)が03年に立ち上げたポケバイの育成シリーズで、年間5戦開催。トップカテゴリーの74Daijiroクラスは今季、和智恒晴、田中楓人、中山結互がタイトルを争い、最終戦で和智が優勝してチャンピオンを獲得した。大治郎カップ卒業生には世界で活躍する大久保光、長島哲太、佐々木歩夢、小椋藍らがいる。
44KIDS★CROSS 7クラスに分かれ4〜14歳が熱い戦い
全日本モトクロスIA1に参戦する小島庸平が立ち上げたシリーズで、対象は4〜14歳。7クラスが開催され、Moto─Eはグンセイ、First50は井口藍暉、Super50は大久保英飛、Limited50とFirst65は小磯銀士、Super65は齋藤輪、Aは大久保梨子が、それぞれランキングトップだった。
千葉北ポケバイ 2023年で45周年を迎える伝統のコースで開催
来年45周年を迎える伝統の千葉北ポケバイコースで年間6戦行われる「千葉北kids選手権」の通称。今季はイーグルエキスパートクラスは谷口隆成、74エキスパートクラスは田中楓人、オープンクラスは柿沼陽治郎がチャンピオンに輝いた。千葉北ポケバイコースはWGPの原田哲也、中野真矢、青山博一、中上貴晶らを輩出している。
チャイルドクロス 小学3年生以下が50ccバイクで競う
モトクロスの全日本、地方選手権に併催されるシリーズで、小学3年生以下の選手が50ccバイクで競う。全日本併催の最終戦(11月12、13日、SUGO)では酒井力斗が勝利し、松嵜貴祐が2位、渡辺夕太が3位に入った。