親子バイク教室をグレードアップ
ミニバイク・コース建設構想も
チーム監督として若手育成を本格始動するノリック
チーム監督として若手育成を本格始動するノリック
 スーパーバイク世界選手権(WSB)の阿部典史(30)=ヤマハ=が、子供たちを育成するため、2月に「チーム・ノリック・ジュニア」(仮称)を結成することが22日、明らかになった。90年代後半からスタートさせている「ノリックと親子でバイク教室」をグレードアップしたもので、レース界の若手育成の場として大きな注目を集めそうだ。(遠藤智)

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 ジュニア・チーム構想は、8年前に「ノリックと親子でバイク教室」がスタートした時点からあったというが、それがいよいよ実現する運びになった。

 すでにノリックは10歳前後の将来性ある子供たち3人をスカウト。各地で行われているミニバイク・レースに「チーム・ノリック・ジュニア」として参戦させる予定だ。長らく日本のトップ・ライダーとしてロードレース世界選手権(WGP)最高峰クラスに参戦し、現在はWSBで戦い続けるノリックの闘志を受け継いだ選手が間もなくデビューする。

 ジュニア・チームの準備は昨年始まった。近い将来、関東圏にミニバイク・コースを建設、そこを「チーム・ノリック」の本拠地として運営していく構想で、現在いくつかの候補地が挙がっている。ここ数年ポケバイやミニバイク・レース人口が増加しているだけに、今回のジュニア・チームの発足が、さらなる人気上昇の起爆剤になりそうだ。

 ノリックにとってこのジュニア・チームは、あくまでも「親子でバイク教室」から一歩前進の第2段階。将来的には全日本ロード、さらにWSBやWGPの選手育成も視野に入れている。日本のレース界を背負い、レース・ファンに支えられて成長してきたノリックだけに、今回のジュニア・チーム結成は日本のレース界への恩返しの意味もある。

 今年はWSB2年目のシーズン。念願の世界選手権初タイトル獲得の期待の中で、今年は鈴鹿8時間耐久レースにも出場の予定。さらにジュニア・チームのスタートと大活躍の年になりそうだ。