2日間のテストを総合トップタイムで打ち上げたトヨタ7号車
2日間のテストを総合トップタイムで打ち上げたトヨタ7号車
 世界耐久選手権(WEC)は11、12の両日、米フロリダ州のセブリングレースウェイでプロローグ(公式テスト)を行い、トヨタガズーレーシング(TGR)の7、8号車が総合ワンツータイムで締めくくった。周回数は2台で計587周に達し、合わせて3500キロ以上もの走り込み。トラブルなく、当地での開幕戦(17日決勝)へ順調に準備を進めた。

 チーム代表を兼ねる7号車の小林可夢偉は「テストはとてもうまくいき、ラップタイムも悪くない」と満足げ。ライバルが一気に増える今季に向け、空力を改善し、軽量化も果たした改良版ハイパーカー「GR010HYBRID」の仕上がりに好感触をつかんだ。

 最高峰ハイパーカークラスにはグリッケンハウスとプジョーに加え、今季からフェラーリやポルシェ、キャデラックなど強力なライバルが新たに参戦。昨季のシリーズ王者、8号車の平川亮は「充実した走りができて満足しているが、ライバルはどんなプログラムだったのか分からない」と表情を引き締める。

 警戒心を忘れない一方で、TGRは自分たちの進化に集中して迎え撃つ。可夢偉は「ライバルが増えたものの、やるべきことは変わらない。自分たちのスピードを見極め、車両バランスとセットアップの改良に集中するだけ」とキッパリ。5連覇を目指す戦いが、間もなく始まる。
7号車のコンウェイ(手前)からのフィードバックに耳を傾ける可夢偉代表
7号車のコンウェイ(手前)からのフィードバックに耳を傾ける可夢偉代表
王者として迎える今季へ向け、充実のテストをこなした平川(いずれもTGR提供)
王者として迎える今季へ向け、充実のテストをこなした平川(いずれもTGR提供)