WEC
3月の第6戦で3勝目を挙げたランク首位の(左から)セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ、中嶋一貴(トヨタ提供)
3月の第6戦で3勝目を挙げたランク首位の(左から)セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ、中嶋一貴(トヨタ提供)
 世界耐久選手権(WEC)の5月はベルギーで第7戦スパ6時間(4日決勝)が開かれる。2年にわたるスーパーシーズンを締めくくる仏ルマン24時間レース(6月15、16日決勝)の前哨戦に位置付けられる1戦だ。

 中嶋一貴(34)とフェルナンド・アロンソ(37)=スペイン=が乗るトヨタガズーレーシングの8号車は現在ランキング首位だが、小林可夢偉(32)らのトヨタ7号車は15ポイント差に迫る。一貴は「最後のルマンを制した方がチャンピオン」と見据えるが、スパを制して勢いに乗りたい。名物のオールージュと呼ばれる大きな坂を一気に駆け上るマシンの姿も見どころの1つだ。